出鱈目車輌製作所 2 | 南京都鉄路局

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デタラメ車輌製作の続きです。

ペーパーキットで電車のおもちゃ作っています♪
お題は  近鉄 モ5201形。
前頁では、ここまでの記事でした。

紙と木が、ちゃんと電車になってきた…というお話。

今回は、紙と木で出来ていると見せかけない、仕上げの巻!です。



と…


その前に?


前頁での気になる失言?について…

金属模型なんて云々かんぬん
のお話を少し。


先ず、お値段が高いですよね?

だから万人に普及しません。

よって、素材問わず市場価格の平均を底上げしてしまっています。

当然、模型人口は減る一方です。

尚更、市場縮小により価格高騰になってしまいます。

もひとつ…

真鍮製鉄道模型はめちゃめちゃリアル?

いいえ
全然…

フライッシュマンやロコのプラスチック模型のほうが、遥かにリアルです。日本製のプラスチック模型も、世界的最高水準です。
※日本製!ですよ?  日本のメーカー発売という意味は含みません。(中国製もあるので…)

カ◯ミの  近鉄しまかぜ   なんか、60万以上もする大変高価なおもちゃの割には、ボディーと窓ガラスの違和感や、鮫肌塗装の仕上がり、マスキング部の塗り分けムラという大変大変残念な仕上がりですね…

あれなら、2万円で買えるLimaの  ルフトハンザエクスプレス を 近鉄アーバンライナー  のつもりで買ったほうがお得です。

職人手作業の工芸品的価値観を求めているユーザーには良いんでしょうけど…

ついでだから、猛毒吐きましょうか?

鉄道模型の金属車両が最もダメなところ…
(これ、書いちゃって大丈夫かなぁ…)

絶縁性の低さ!
です。

だから、金属車両をDCC化なんて
『バッカじゃな~い?』
となるわけです。

もちろん、金属車両をDCC化している方もいらっしゃるようですが…

火事になりますよ!

欧米の模型クラブレイアウトで金属車両出入り禁止になっているのは、日本より遥かにDCCが普及しているからなんだそうですが、残念ながら日本の模型鉄のジジィ連中は未だに『真鍮製こそが模型の最高峰』などと念仏を唱えているから、業界もいまいちデジタル推進しない…ような気がするのです。

見た目のリアルさでは、プラスチック製がダントツに高水準だと私は思います。

というより、鉄道模型の場合、見た目のリアル云々よりも、安くて良く走ることが最重要だと思うのですが…

まぁ、趣味の価値観ですから人其々でもちろん良いんですけどね。


元位っ!


本題です。

ペーパーキットですから紙なんですね。
木も使っています。

これをそのまま塗装するわけにはいきません。
先ず、下地処理をする必要があります。

この工程も、初心者モデラーのペーパーキット敬遠する遠因でしょう。

大丈夫!

昔のボール紙と違い、今のペーパーキットは下地処理が簡単になっています。
プラサフを1回、または薄く2回吹き付けるだけで車体表面がきれいになります。
もし、平滑な表面仕上げを目指すなら、1500~2000番の耐水ペーパーで磨いてからもう一度プラサフを吹き付け、さらに軽くペーパーがけすると良いでしょう。

今回の電車は、古びた旧型電車なのでプラサフ吹き付けのみで塗装することにしました。


尚、プラサフは、早まる気持ちを鎮めて根気よく乾燥させます。

カチコチに乾けば、いよいよ塗装♪
先ず腰下以外をマスキンキングして、チョコレート色をプス~ッと吹き付け♪♪

ん?赤一色じゃないの?

はい。
近鉄として作っていませんから…


よーく乾燥させて、次は車体腰上以外をマスキンキング。
この時の作業は慎重に!

塗り分けの良し悪しが決まりますので、ドアの凹凸部などマステはしっかり密着させます。


二色目吹き付け♪
アイボリーは発色が難しいので、薄く何度も吹き付けます。

根気よくね
根気よく…

待ってる間も楽しいもんです♪♪

んで、
マステをぺろ~んとゆっくり剥がします。

この瞬間がエクスタシーなんです♪♪♪
(成功したらね)

最後に屋根を塗ります。
車体、歩み板、ヘッドライトをマスキンキングし
濃いめのグレーを少々厚めにプス~ッ♪♪
あ、
ここ、艶消しです。

屋根までピッカピカに仕上げるモデラーさんもいますけど…
不思議なことに、何故かハゲなんですよね…

御自身がてっぺんピッカピカだから、電車の屋根もピッカピカだと思っていらっしゃるのでしょうか…( ̄▽ ̄;)


余った帯材で取り付けたパンタグラフ周りの配管類を、カッターナイフの刃先で軽く削って色を落とします。
下地のプラサフが薄いグレーですので、プラサフが出るぐらいまで削るとちょうど良い感じになります。


改めて!

今回作っているのはこの電車

近鉄モ5201最晩年の姿です。
(ネットから拝借!)

で、
今回は、この 近鉄 モ5201 のペーパーキットをベースにしたフリーランス車両を製作してみました。

塗装が仕上がった車体と床板を接合すれば完成です。
紙と木で出来ているとは見えないでしょ?






ジャ~ン♪♪♪♪
『高松築港行』!

琴電風味に化けました♪♪


なんで琴電?



まぁ…
この相棒が欲しかっただけです。
左側、トミックス琴電5000形の相棒に…

琴電に実在した電車ではないですよ、当然。
58という車番も、全くもってデタラメです。


でもコイツ、何だか本当に在っても良さそうな電車に見えません?

作ってみないと、作っている本人ですら出来上がりの予想がつかない…というのも、フリーランス車両の面白さだと思います。

もちろん、作者の頭の中だけの存在ですから、片意地張らず気楽に作ることができますし…

色味が違うけど、
気にしない気にしない♪♪♪

全般検査上がりと検査間際のコンビ  
と思っちゃえば良いんです。

車長が違う車両の連結編成も、琴電では当たり前でしたし…


1両だけより、でこぼこ2両編成のほうが楽しいでしょ?

プラ製と紙細工が結婚!!した♪♪

コレでイイのだ!



出鱈目車輌製作所

イコマ商会  近鉄モ5201キット
日光モデル  ボールドウィン78-275AA
同  木製床板用ボルスター
トミックス  パンタグラフPS23
Kadee  #8
エコーモデル  旧型電車私鉄用床下機器セット
同   ジャンパー栓3連閉
同  エアホース
同  半ガーランドベンチレーター
同  ヘッドライト250W
同  旧型用テールライト
マッハ  ワイパー
珊瑚  エアホース右
タミヤ  プラサフ
グンゼ  ダークグレー艶消し
タミヤ  ヘイズグレー
GM  ぶどう色2号
同  西武アイボリー
GSI  トップコート半艶
日本ペイント  メタルプライマー