アラブのIBM。
アフリカや中東のイスラム教の国に行くと小耳にする話。
『フラット化する世界』で有名なトーマス・フリードマン氏も他の著書で紹介しています。
例えば、
あなたが現地で現地の旅行会社に市内観光ツアーに申し込みます。
そのツアーにはホテルへの出迎えサービスがついています。
ツアー当日の約束時間になっても出迎えが来ません。
約束の時間から30分が経過・・・。
あなたは心配になって申し込んだ旅行会社に連絡をします。
『今日ツアーは出発しますか?』
旅行会社からの回答は
『インシャラー(神の思召し)』
えー!・・・・そんな・・・・。
約束の時間から4時間が経過。
旅行会社からあなたへ連絡がきます。
『今日は出発しません』
あなたはムッとしながらと尋ねます。
『もし今日出発しないなら、次はいつ出発するのですか?』
旅行会社からの回答は
『ボクラ(明日)』
もーそういうことは早く言ってよー・・・・。
翌日。約束の時間になってもツアーの出迎えは来ません。
3時間が経過。
あなたはあきらめた気持ちで旅行会社に電話をする。
『いったいいつになったらツアーは出発するのですか?』
旅行会社からの回答。
『マレーシュ(気にしない、気にしない)』
えー・・・・・。
この会話の流れで3つのアラビア語が登場します。
インシャラー(神の思召し)
ボクラ(明日)
マレーシュ(気にしない、気にしない)
『アラブのIBM』とはこの3つの頭文字をとったものです。
スマイル王子が実際にイスラム諸国へ調査に行ったときには『アラブのIBM』を体験することはありませんでした。
オフショアのグローバル・サービス・プロバイダーであるMOには世界中のBPOやオフショア企業からコンタクトが来ます。
オフショアというと中国、インドを想定していますが、インドも中東も越えて、アフリカの企業からのコンタクトも継続的にあります。
世界がフラット化し、今まで地理的、政治的、気候的に条件が悪く、世界中へサービスを展開できなかった国々が猛烈にハリキッています。
BPOサービスに関して、アフリカ企業のサービスレベルはアジア企業とほとんど大差がないと感じます。
アフリカのBPOやオフショアを提供する企業の幹部の多くは、欧米の一流大学を卒業し、欧米の一流企業に勤務した経験を持っています。そのため先進国の仕事のやり方を十分に理解しています。彼らは世界がフラット化する以前は、自国を飛び出して活躍の舞台を求めて先進国へ飛び出していきましたが、世界がフラット化してからは、自国に戻って、オフショアサービス会社を起業し、世界中にサービスを提供しています。
(右から2番目の少年に注目!)
スマイル王子は2000年に別の企業様にてソフトウェアオフショア開発を担当したことがありました。海外パートナーはカナダの企業でした。そのカナダの企業にはカナダ人は1人しかいませんでした。スマイル王子とプロジェクトを行った当該企業のメンバーは、元KGB情報局のロシア人、元パキスタン軍部の情報局のパキスタン人、謎の南アフリカ人、日本語が堪能な中国人プログラマーでした。現在、彼らは自国に戻ってオフショアビジネスを起業しています。ちなみにそのプロジェクトにインド人はいませんでした。インド人は皆シリコンバレーに行っていたのでしょうか・・・・
アフリカのモロッコやチュニジアやスーダンの企業とやり取りをしていても『アラブのIBM』を感じることは全くありません。
サービスレベルもどんどんフラット化していると感じます。
MOでは世界中のオフショア企業とコラボレーションをさらに強化して、日本国内及び世界中のお客様へ、より良いサービスを提供していきます。