ハイドン 交響曲第97番 ハ長調 ザロモンセット 第5番 | コリンヤーガーの哲学の別荘

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30年温めてきた哲学を世に問う、哲学と音楽と語学に関する勝手な独り言。

 第1楽章の序奏の最初のトッティの和音が、なぜか「短調かな」と思わせるが、すぐにハ長調に移行する。

 ハイドンの交響曲は躍動的で、ベートーベンの交響曲第1番を聴けば、ハイドンの影響は明らかである。ハイドンもベートーベンも本来的には「明かるい」性格で、深刻さはモーツァルトのほうにある。  

 三拍子の第1楽章というのも、多くはない。よって第2主題に、ワルツを持ってこれるのである。

 しかし、第1楽章の終結はすばらしい和声展開を見せるのだが、ベートーベンならここからもう一ひねりするしつこさを見せるであろう。

 

 第2楽章は午後の陽だまりに包まれて始まり、三連符の変奏へと移るが、短調になって、トゥティの強音が陽だまりに眠れる聴き手を起こして、驚愕交響曲の手法を再確認させる。

 

 ハイドンの管弦楽法は、クラリネットがないのかと最近気がついた。近いうちに「ミニュチュワスコア」を購入して確かめたい。クラリネットは確かにモーツァルトの時代に登場したあたらしい楽器だが、その後のロマン派には欠かせない楽器となる。

 

 わたしはフルートを吹くが、モーツァルトのクラリネット協奏曲が大好きで、いつかフルートで演奏してみたい。(ゴールウェイが録音していたと思うが。)

 

  第3楽章、ここでメヌエットのトリルで聴こえてくるのは、やはりフルートとオーボエで、ここにやっぱりクラリネットがほしい。

 いきなりの短調への展開はさすがハイドン。

 

 第4楽章

 モーツァルトやプッチーニのオペラが、人の心の移り変わりを表現して、不朽の名作になっているけど、そのような音形を数多く試したのはハイドンであり、その技巧を聴き取ることができる。

 「フィガロの結婚」序曲とこのハイドンの97番の最終楽章をぜひききくらべてほしい。

 

 新たな発見があるはずだ。

 

 つづく