６月になりましたが、まだ春のお庭のお話です。
３月も下旬になると
冬の間ほとんど日が当たらない庭の奥にも光りが差し込んで
茶色の風景が緑の風景に一転しました。
光りの中に眠っていた小さな仲間達を見つけては
嬉しくて小躍りしていました。
その内、お庭の真ん中を陣取るネモフィラとノースポールが
もこもこになって来て
今年の春もきっと早く往ってしまう
予感がしました。
お庭が春の花達でいっぱいになる頃
毎年遊びに来てくれるお友達が何組かいらして
その度に、おゆきはお庭番としてご挨拶にまわります。
おゆきは、ちびっこの相手もご婦人の相手も
なんでもこなす癒し系お庭番です。
年末に半額で購入したチューリップの球根も
無事、全球開花しました。
何年かぶりにたくさんのチューリップがそよぐ
４月のお庭となりました。
とても可愛かったから
猫部屋のみんなにも見せてあげよう、と
あおっちは張り切りました。
野良歴が長かった猫部屋のみんなも
いつかの春に見たことがあるかもしれないねって。
切り戻ししたネモフィラが
だんだん収拾が付かなくなって来た頃
切り株のステージで記念撮影をしてもらいましたが
そこは花畑というより
もはや、草畑になりつつありました。
生長するスピードに付いていくのが大変！
クレマチスが咲く頃になると
長く咲いてくれた日向のビオラが花期を終えようとしていました。
一年草の終わりはいつも、小さな小瓶に生けたり、花冠を編んだりして
お別れ会を開きます。
秋からとても長い間、お庭を彩ってくれてありがとう。
そして最後は、おゆきやあおっちを彩ってくれてありがとう。
っとこんな風に、春の日のお庭番はお忙し。
ついつい転寝してしまう大活躍のおゆきなのでした。
by ゆき♀ （・・・＋仲間達♂♀）