トンネルを抜けて | *** My Dearests ***

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一緒に暮らしているたくさんの動物達と
身近にあるお花や自然をお届けします♪

下手ですがアコギで動物達と一緒に
歌うのが好きです♪

 

 

完全に見知らぬ町というわけではなくて

幼い頃からおそらく何度も何度も通り抜けている町。

 

国道から脇道に入ると物静かな古い街並みがあって

去年の今頃でしょうか、ふらっと歩いてみることにしたのです。

 

 

 

 

 

 

道端に立つ大きなマユミの木が

たくさんの実をつけて

秋の深まりを感じさせる頃でした。

 

 

 

 

 

 

階段を上って古い町並みを抜け

しばらく山の中を歩いて行くと

レトロなトンネルがおゆき達を迎えてくれました。

 

 

これはきっと、いつか聞いたことがある

交通の難所だったこの峠に

明治時代に造られたというトンネルですね。

 

 

 

 

 

 

こんなこともあろうかと

ちまさんがリュックサックから取り出した小道具で

ふたりは探検隊気分に。

 

(あおっちは寝起きだったから

ちょっとむにゃむにゃしてます)

 

 

 

 

 

レンガ造りのトンネルの中には

暖かなオレンジ色のランプが灯っていました。

 

中を歩くのはもっと怖いのかと思いましたが

何だかすごく居心地がいいのです。

 

静穏なこの空間に

すっかり馴染んでしまった探検隊なのでした。

 

 

 

 

 

 

薄暗く静かな場所に慣れてくると

外の世界がまぶしすぎて

出て行くのが億劫になることはないでしょうか。

 

 

でも、ずっとそうしているわけにもいかないから

そろそろ出て行かないと・・・。

 

 

 

 

 

 

 

トンネルを抜けて一般道をしばらく進むと

視界が開けて海に出ました。

 

トンネルとは打って変わって

開放的で眩しい海沿いを今度は歩いて行きます。

 

 

 

 

 

 

そして見つけた海辺のカフェで

ちまさんの恒例のおやつタイムは

シラスコロッケ。

 

 

 

 

 

 

眩しい世界が

次第に優しく感じられるようになったのは

 

目が慣れて来ただけではなくて

楽しいみんなと一緒に歩いているからですね。

 

お腹も膨れたし。

 

 

 

 

 

陸地に上がった難破船は

子供たちの人気の遊び場になっているようです。

 

秋の海も空も

とても深い青い色をしていました。

 

気持ちがいいね、あおっち。

 

 

 

 

 

 

 

 

それでもやっぱり

 

外の世界は物騒で賑やか過ぎるから

たまにトンネルに籠りたくなるのは

 

きっとおゆきだけではないでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

by ゆき♀(・・・+あおい♀)