気ままにいたち旅♪秋①  | *** My Dearests ***

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一緒に暮らしているたくさんの動物達と
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秋が深まり、気ままにいたち(&おゆき)旅

やって来たのは明日香村。

 

明日香村はちまさんの好きなお散歩スポットで

このブログにも時どき登場するんだけど

このメンバーで来たのは初めてだよ。

 

 

 

 


 

この地には不思議な石造物がいくつも遺されているんだ。

いくつかみんなで散策してみようか。

 

 

 

 

 

 

まずは、ずめちゃんとふたりで

猿石をご案内するね。

 

 

 

 

 

猿石は大化の改新で活躍した中大兄皇子(後の天智天皇)のおばあちゃん、

吉備姫王(きびひめのみこ)のお墓に置かれている4体の人面石なんだ。

江戸時代半ばに水田から掘り出されたものらしい。

 

通称‟猿石”だけど、実はこの地に仏教を伝えた渡来人を象ったもののようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

鬼の爼(まないた)・鬼の雪隠(せっちん)と呼ばれる石造物には

昔この辺りに住んでいた鬼が霧を降らせ、通行人が道に迷ったところを捕まえて

俎(まないた)で切り刻んで食し、雪隠(せっちん)で用を足したという言い伝えがあるんだ。

 

 

あ、あおっちは美味しくないです。

  ずめちゃんの方がむちむちで美味しいです・・・

 

 

 

 

 

 

確かに、鬼が跨いでもぐらつきそうもない立派なおトイレだね。

 

3にんとも捕まらなくて良かったよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして亀石。

 

昔この地が湖だった頃、隣村に湖の水を奪われて干上がってしまったカメ達を供養するために

村人が造ったもののようだ。

亀石が身体の向きを隣村の方に変えると、水害が起きるとも言われているよ。

 

 

 

 

 

 

実はこの夏、あおっちの大先輩、20年以上ちまさん家族の一員として暮らして来たカメのピンクちゃんが旅立ったんだ。

だからどうしてもこの旅でここに立ち寄りたかったんだよ。

 

亀石の言い伝えはなんともミステリアスだけど

ピンクちゃんもずしんと石のように重くて大きなカメさんだったんだ。

 

ピンクちゃんを偲んでおゆきちゃんとふたり、お空に受けて笑顔でカメパシーを送ってみたよ。

 

亀石が後ろで微笑んでいるような気がしたのは、気のせいかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして明日香村といえば石舞台。

 

蘇我馬子のお墓だとされている石舞台は巨大な花崗岩を積み重ねてできているんだ。

 

飛鳥時代、この地にそれだけの工事を可能にする技術と

それを指揮する大きな権力がこの地にあったという証だね。

 

 

 

 

 

 

30数個の岩の総重量は約2300トンにもなるというよ。

 

横穴式石室の内部に入って緊張する3にん。

 

 

 

 

 

 

 

石舞台の広場にはテラス席のあるお店があって

古代米や村で採れた野菜、産物などを使ったお料理がいただけるんだ。

 

これは確かお友達がいただいた三輪素麺(にゅう麺)と柿の葉寿司だったかな。

ちまさんは迷ったあげく古代米定食にしたけど、こっちも気になっていたみたい。

奈良といえば、だよね。

 

 

 

 

 

 

そしてお約束のコレ。

 

 

 

 

 

ここに来たら必ずいただく古代米ソフトは

赤米と黒米のブレンドでとても香ばしくて美味しいんだって。

 

 

 

 

 

 

 

今はのんびりとした時間が流れているように感じても

およそ1400年前には日本の政治文化の中心だった明日香村。

血生臭い事件もたくさんあった。

 

今でこそ日本特有の古めかしいもののように見えるものも

当時の日本人にとっては衝撃的なもので

この地は渡来人が暮らす国際色豊かなところだったんだ。

 

 

 

 

奈良の外れのこの地にも修学旅行生がだいぶ戻って来ていたよ。

楽しそうに語らう彼らがとても眩しかったな。

 

この国の歴史の奥深さを感じるのは、もうしばらく後になってからだろう。

それでいいんだ。

今は友と笑う方がだいじ。

 

 

 

 

 

 

旅は続くよ。

 

 

 

 

by  あおい♀