（さくしまのお話の続きです）
海岸エリアから離れて
およそ２０００本のヤブツバキが植わっているという「椿ロード」に
自転車を進めるおゆき一行 
残念ながら（予想通り）ツバキの季節は
終わってしまっていましたが
散り落ちたツバキの花に
晩春の余韻を感じました。
乾いた落ち葉の上を歩いてみると
ふかふかで気持ちが良かったから
すみれちゃんを起こして
少しお散歩することにしました。
そんなツバキ散る森の中にも
アートが点在していました。
これは「空の水一山」。
「王様の椅子」。
もちろん、おゆき達も王様の椅子に腰かけて
キングの気分を味わってみましたよ 
古い東屋はリノベーションされて
モザイクタイルが敷き詰められていました。
一休み、一休み。
「北のリボン」。
先端が展望台になっているのですって。
そういえばいつの間にか
また海が見えていました。
森を通り抜けて
島の反対側まで来ていたみたいです。
森の中はとても居心地が良くて
もう少しお散歩していたい気分でしたが
帰りの船の時間もありますからね。
再び自転車に乗り込んで
お山を下ることにしました
ですがすぐにまた
自転車を停めたちまさん。
これは仕方がありません。
だってスミレの群生を見つけてしまったのですもの 
堆積した落ち葉の中から身をもたげて
森を行く人達を応援してくれているんですね。
木漏れ日の中で健気に咲くスミレ達に
出会えた喜びを
しみじみと感じたのでした。
お昼寝中のうちのすみれちゃんには
焼きもちを焼くといけないから、秘密にしておきました。
（つづく）
by ゆき♀ （・・・＋すみれ♀）