連夜

今年は今までにない、忘年会の嵐でした。どんどんお誘いが入り、昨日のラストまで、もう毎晩。




断ればいいものを、酒も、そういう場も好きなものだから、ついつい行ってしまう。




Noと言えない日本人です(笑)。




でも、なんにせよ、お声が掛かるのは有り難いことですね。




とまぁ、そんなこんなでブログの更新が出来なかった訳でして…。だって、飲みの話しばかりでもね～。




もちろん、素敵な方との出逢いがあったり、どれも愉しい忘年会ばかりでしたが、そんな年の瀬の中、特に良かった出来事が二つありました。




一つは、日頃可愛がってくれてる仲田先輩とご一緒に行った、西新井大師近くにある、玉ノ井部屋の餅搗き。

初めての相撲部屋で、見るもの聞くこと、全てが新鮮でした。

こんなものが出入り口にあったり(笑)。




で、肝心のお餅はというと、それはもう最高でしたよ。

このお雑煮がたまらない。
その上、お相撲さんがついた餅は、本当の意味で力餅。縁起も良いんです。




食べた後は、玉ノ井部屋のスタッフTシャツを着てお手伝い。

つきたての熱い餅をひたすら袋に入れ、のし餅に。




いい経験をさせて頂きました。。。




そしてもう一つは、昨夜の忘年会。




俳優であり、他にも夕日評論家などなど、色々な顔をお持ちの、油井昌由樹さんの主催忘年会です。

マイクで喋ってるのが、油井さん。




油井さんは黒澤明監督の作品、『影武者』、『乱』、『夢』、『まあだだよ』に出演されている、いわば黒澤組のお一人です。




1979年1月の朝日新聞に掲載された『影武者』のオーディション公募を見て応募し、一万五千人の中から選ばれたそうです。




そんな油井さんに、黒澤監督の事や作品について聴いた事は、ものすご～く貴重でした。
オレが大好きな志村喬さんとは、『影武者』の時にご一緒になり、深くその人柄に惹かれたそうです。もうね、聴いてるだけでゾクゾクしちゃう。




そして、「黒澤明の何が一番魅力ですか？」って伺ったら、迷わず、“笑顔”って仰いました。




黒澤監督のその“笑顔”が見たいが為に、俳優もスタッフも、みんな頑張っちゃうそうです。
なんか素敵ですよね。




そんな油井さんの笑顔も、本当に魅力的。こんな風に歳を重ねられたらいいなって思いました。




油井さんが、『人との出逢いは、自分の持ってる宇宙を2倍にも3倍にもする。だからこそ、歳をとればとるほど、人生は面白い』って、熱を持って話してました。




今年ラストを飾るに相応しい、とても良い時間の忘年会でした。

ね、とてもチャーミングでしょ？




さて、今年も明日で終わり。そして、また新しい一年が。




でも、まだ、「良いお年を！」とは言いません(笑)。
それはまた明日。。。








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