いつもご愛読ありがとうございます。


また、今月は更新が滞っており申し訳ございません。


この小説は「情熱マリーとしゃぼん玉ハイスクール」を応援するための1コンテンツでありますが、あくまで1ファンの楽しみとして書かせていただいているものであります。


作者の私も通常、普通の社会人として仕事をしておりまして、この時期が一年で一番忙しく、なかなか更新ができません。

楽しみにしていただいている方は申し訳ないのですが、順次書け次第アップしていくのでご覧いただけたら幸いです。


本日9~11をアップしました。さかのぼってお読みくださいませ。よろしくお願い申し上げます。

「え?もう一度聞かせて?」

よく聞き取れない。マリ子は断片的に聞こえてきた声を、頭の中で繰り返した。

しかし何を言っていたのかわからない。

男の声だった気がする。

何か・・・怒った口調の。

マナはもう一度携帯を操作して、マリ子に差し出した。

よく耳を凝らして聴く。雑音をかきわけながら神経を集中させる。

『、ゴオオオオ・・・・・・・・ガサッガサッ』

『こ・・・つ、まだ携・・・い持ってたのか』

マリ子は呟いた。

「“こいつ、まだ携帯持ってたのか”」

“パッション”の中はしんと静まり返った。

「事件性、あるよな」

ケンジが沈黙を破った。

「三上に言って、警察を動かせないか?」

「警察・・・」

マリ子は考えた。

「でも、これだけの証拠で動いてくれるかしら」

「だって、明らかに怪しいでしょ?」

マナが声を上げた。

「これは明確な証拠にならないんですか?」

「そう言われても、私も警察じゃないし」

マリ子は困惑した顔で言った。

「ナナに何かあったら・・・私・・・」

マナはがっくりと肩を落とした。

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バタバタバタ・・・

階段を足早に下りてくる音。しかも複数。

マリ子は眉をしかめて入口を見た。

「マリ子・・・・っ・・・さん」

危うく呼び捨てしようとして、さん付けをしたのはケンジだった。

そして続いて来たのは、クミとマナ。

「どうしたの?3人揃って・・・」

マリ子の表情が曇る。何か良くないことが合ったに違いない。

「ナナ・・・妹から・・・例のツアーに参加している妹から連絡があったんです」

「なんて?」

「えっと、あの・・・」

マナは青ざめていて、上手く言葉が出てこない。

「落ち着いて」

マリ子はマナに強く言った。

3人ともそこに腰掛けて。落ち着いて話して頂戴」

「は・・・はい」

マリ子に促され、3人はカウンターの椅子に腰を掛けた。

マリ子は冷たい水を差し出した。マナは受け取ると、一気に半分ほど飲み干した。

「昼間にメールがあったんです。明日には帰るから心配しないでって」

「そう。それは一安心じゃない。で?」

マリ子の言葉に、マナは頭を振った。

「これ、聞いてください」

マナが携帯電話を差し出した。

『お預かりの伝言を再生します』

ピー・・・

機械音の後に、ゴオオオオとくぐもった音がする。

ガサッガサッ。

『・・・・・・・つ・・・だ・・・もっ・・・・たの・・・』

ピーッ。

数秒で留守電が切れた。


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