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松本潤・山田裕貴らが撮影快調を報告「笑いが絶えない現場で毎日楽しく過ごせています」『どうする家康』
2023年放送の大河ドラマ『どうする家康』(NHK総合ほか)の取材会が、名古屋で開催。主演の松本潤、大森南朋、山田裕貴、松重豊が登壇した。
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そんな本作の取材会が7月1日に名古屋で開催され、主演で徳川家康役の松本潤、そして“チーム家康”から、酒井忠次役の大森南朋、本多忠勝役の山田裕貴、石川数正役の松重豊が登壇した。
まず、松本が「大河ドラマに出演するのも初めてですし、家康公を演じるのも初めてなので不安なこともありましたが、実際に現場に入って皆さんと一緒にお芝居をさせていただく時間というのは非常に有意義で刺激的なものですし、何より笑いが絶えない現場で毎日楽しく過ごせていることを非常にうれしく思っています」と報告。
続いて、大森も「本作が13年ぶりの大河出演作になるので、忘れていたこともあります。かつらを被って気づくことあり、着物を着て気づくことあり。懐かしいような新鮮な日々を送っております。みんなと最後まで突っ走っていきたいです」と意気込みを述べた。
山田は「家臣の皆さんとの撮影で、素晴らしいキャストの皆さんと並んでいるのをモニターで確認すると自分がちっぽけに感じてしまい、戦国最強の武将なのに大丈夫かなと思いつつ。でも一歩一歩成長する姿を見せていけたらと思いますし、俳優としても成長できる作品になるんじゃないかなと感じています」と。
松重は「家臣団の皆さんと呼吸を合わせて一つにならなければならないシーンがたくさんありますが、何と言ってもいろんな不安を吹き飛ばす前室の狭さ。誰も楽屋に帰ることはなく、甘いものをつっつきながら和気あいあいとやっています。楽しい1年が始まったなという気がします」と明かした。
そして、松本は役作りのためのインプットについて語っていく。「僕はNHKの番組でもゆかりの地を巡らせていただき、個人的にも岡崎城や岡崎市のお寺も回っていきました。家康公にゆかりのある地を調べていると、ものすごくいろんな場所にあるんだなと分かってびっくりします。あらためて家康公のすごさを実感することになりました」と。
さらに「岡崎に行った時、たまたま山田君も同じタイミングで岡崎に行っていて。縁やつながりを感じました」と語ると、山田も「連絡をとっていたら、同じタイミングで岡崎城に行くことが分かって。運命の糸がつながっているんだなと思いました」と。松本は「つながってるよね」と深く共感した。
また、松重は自身が演じる石川数正について「この人だけは徳川十六神将にも入っていなくて(家臣団の中で)仲間外れになっているんですよ。何故なら、途中で豊臣秀吉のもとに出奔したということで、謎に包まれているんですね。でも、それは今回の役を引き受ける決め手となった最大の魅力でもあります」と。
続けて「今はひたすら殿に尽くしていますが、いつ、どのように心変わりするかというのが怖いんですよ」と語ると、松本も「めちゃくちゃ頼りにしているので怖いですね」と同意。そんな言葉を受け、松重は笑顔で「裏切ります」と宣言をした。
そして、松本は家康について「序盤は若くて力もないので、まさに“か弱いプリンス”です。頼りない家臣たちがいる中で、さらにか弱く幼い人物がスタートラインに立っていたほうが面白いんじゃないかなと皆さん(制作陣)と相談していました」と。
「アクションシーンでは戦い方を知らない、やろうとしているけどうまくいかず、いきどおっているという感じが上手く表現できたらなと思っています。その分、山田君がかっこいいシーンをやってくれるんで期待していてください」と。山田が「頑張ります」と緊張した面持ちを見せると、松本は「かっこよかったよ!」と絶賛。
いっぽう、山田は「僕は殿(家康)の感情が揺れ動いている時の表情がすごく魅力的だなと思っていて。おびえている顔に引き込まれるんですよね。いろんな思いがある中『決断しなきゃ』『前を向かなきゃ』と葛藤していて。そんな殿は、見たことない松潤さんの姿になっているのかなと思います」と松本の演じる殿を賞賛した。
また、撮影地・名古屋が地元の山田は「家がある場所でお仕事をするというのは、不思議な感覚があります。僕の中では東京が戦場で、東京で頑張っていこうと思ってやっていたので」と。
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酒井忠次役の大森は、「僕の役は現時点で33歳ということで大人なので、まだか弱く、成長する前の殿をいかにして見守っていくのかというのを考えつつ、そんな殿と家臣団との間を取り持つ役割になろうかなとここ数日撮影していて考え始めました。その過程の中で、共に成長していければいいなと思います」と語った。
最後に、松本が「僕は家康を、今川義元や織田信長、武田信玄といった武将たちの影響を受けてきた人物なんだと捉えています。特に本作の家康からは、武将たちに潜在的に与えられた感覚を頭や心に残しながら、成長していく様子が感じられます。そんな(スタンスの)中、家臣たちと共にどう立ち向かっていくかが、本作では描かれていきます」と。
「皆さんが『○○ってこうだよね』と想像している人物像をいかに魅力的に見せていくか、そして家臣団たちが一つにまとまり、いかにしてチームプレイを成し遂げていったのかを面白く描いていると思うので、そんなところも表現していけたらなと。一つひとつのシーンをみんなで作っていることが楽しく、すごく充実した時間になっています。視聴者の皆さんにも楽しみにしていただけたらうれしいですし、今年の夏は暑いですが、そんなことは気にならないぐらい、こちらも熱くやっていけたらと思います」と意気込んだ。
大河ドラマ『どうする家康』は、2023年放送開始。
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松重豊:大河ドラマ「どうする家康」で“28歳”に 石川数正の出奔理由「最大の楽しみ」
取材会では、歴史好きの松重さんが徳川家康の魅力を熱弁。一度は敵対した武将も登用した、器が大きくて先見性のある人物だったといい、「現代の僕らに問いかけるものも多いんじゃないか」と語った。
すると、松本さんから「この人が20代演じますからね。本当楽しみですよ」と“イジられ”、照れ笑いを浮かべていた。
演じる石川数正は、徳川家康のもとから豊臣秀吉のもとへ出奔した人物。松重さんは、「(古参の武将ながら)“徳川十六神将”にも入っていませんし、途中で秀吉のもとに出奔したりと、謎に包まれていて。どういう理由で出奔したのか、(脚本の)古沢(良太)さんが非常に面白く描き出すんじゃないかと、(自分にとっても)最大の楽しみです!」と声を弾ませていた。
……ドラマ「リーガルハイ」「コンフィデンスマンJP」などの古沢さんが、初めて大河ドラマの脚本を担当する。
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サンスポのツイにありました!
松重豊 「25年前に磯さん(制作統括)もディレクターをやられていた毛利元就に出て、テレビの仕事がほとんど初めてで右も左もわからないまま先輩の俳優さんから教えて頂いて。25年経って還暦近いんですけど、僕の役が28歳。そう見えればいいのですが...」
松本潤 「見えてますよ!大丈夫ですよ!」
松重さんともうすっかり仲良しですね!
石川数正ってまったく知らない名前だったのですが、「どうする家康」でちょっと勉強?しただけで、興味が出て来た人物です。
どうしてそうなったのか?
古沢さんの脚本が楽しみです!
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大河ドラマ『どうする家康』松本潤の“振り切った”演技に大森南朋ら驚き「今まで見たことのない松本潤」
自身が演じる徳川家康について、松本は「若いですし、力もない。小さな国なので家臣も頼りない。その中でも特にか弱い、幼い人物がスタートラインとなった方が面白いんじゃないか」と、スタッフらと話し合っていたと説明。その上で、殺陣のアクションシーンでも「わざと弱くやっているのではなく、戦い方を知らないとか、やろうとしているがうまくいかないという、ヌケ感が悪い、いきどおっている感じをうまく表現できたらなと思ってやっています」と演技のポイントを明かす。この前段に行われた取材会で、制作統括の磯智明氏は松本の演技について「みんなの笑い、興味を誘って、共感を得る。振り切った芝居をやる松本さんに対し、リスペクトという思いで見ていた」と脱帽。「共演者の方々も『松本さん、ここまでやるんだって』(思っていた)。ウケ狙いではなく、彼の中でバランスの取れた物語としてやっている。とても素晴らしいと思って拝見しています」と語っていた。
共演する大森南朋(酒井忠次役)、松重豊(石川数正役)も、同作で見せる松本の思い切りのある演技に驚いたようで、大森は「お芝居が素晴らしい。心から引っ張っていっていただいている。振り切った、今まで見たことのない松本潤を最前線で見られているので、みなさんもこうご期待ください」と称賛する。
一方の松重は「残念ながら、ここ3日間で撮っている間では、圧倒的な指導力、カリスマ性もまだ微塵(みじん)も見えてこない」としつつ、「『大丈夫かな?』と思うような、まわりがなんとかしてあげたくなる家康が今、生まれつつありますね。そこから家臣団と一緒になって、天下一の武将になるか。まだまだ、『この人、大丈夫かな?』というところがいっぱいあって、そこが魅力です」と語った。
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<松本の“振り切った演技”>
