俳優・松本潤(嵐)が挑み続ける禁断の恋愛映画3選!
松本潤が表現する禁断の恋愛
嵐のメンバーも認める「嵐唯一のラブストーリー担当」と言われている俳優の松本潤。
筆者が松本を認知したのは日本テレビ系ドラマ「ぼくらの勇気 未満都市」。松本は、弱冠14歳だったにも関わらず、「なんだこの憂いを秘めた子どもは!?捨てられた子猫みたいな雰囲気のくせに手出したら噛みつかれそうな危うさは!?」と惹きつけられたのを覚えています。
そんな松本が演じてきた多くの恋愛映画の中でも特に、松本潤の魅力が溢れている禁断の恋愛映画を3本、【ネタバレあり】でご紹介します。
映画「東京タワー Tokyo Tower」(2005年)
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サイドストーリーを担っているのが、夫に不満を持つ主婦の喜美子(寺島しのぶ)と透の友人でイマドキの大学生・耕二(松本潤)とのこちらも禁断のラブストーリー。
本作が、いわゆる「不倫もの」と一線を画すのは、透と耕二が“禁断の果実”の如き、美しさで描かれ、不倫=悲恋ではなく、ハッピーエンドで終わるところです。
松本演じる耕二は、同級生の母親に手を出し、その家庭を崩壊させた過去を持ち、透が人妻と付き合っていると聞き、興味本位で喜美子を口説き落とします。
耕二が警備員のアルバイトをしている駐車場で喜美子が上手く駐車できないところを助け、不倫関係へと発展するのですが、「そんなAVみたいな展開あるかー!」と突っ込みながらも、あったら素敵と年上女性の妄想は膨らむばかり・・・(笑)
この頃の松本は周囲から「尖っている」という評価を受けることが多く、耕二役はそんな松本にピッタリ。圧倒的に若いエネルギーが身体中からほとばしり、アイドルの顔とは違う、鋭い視線がセクシーで、傲慢で、悪魔的な魅力に溢れています。
本作の撮影時、松本は22歳なのですが、ドロドロで剥き出しの芝居をする実力派女優の寺島しのぶをサラリと受け止める芝居に、末恐ろしいと感じてしまったのは筆者だけではないはず・・・。
映画「僕は妹に恋をする」(2007年)
松本潤、榮倉奈々主演で青木琴美の同名漫画を実写化した映画「僕は妹に恋をする」
高校生で双子の兄弟・結城頼(松本潤)と郁(榮倉奈々)の禁断のラブストーリーで、松本の映画単独初主演作です。
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実は「子どもから大人への脱却」をテーマに描いている作品でもあり、松本の淡雪のように消えてしまいそうな心の揺らぎと彼自身の成長過程だからこそ見られる輝きが上手くマッチしています。松本は後に映画「ナタラージュ」で同じような役柄を演じており、この時の経験が活かされています。
映画「ナラタージュ」(2017年)
松本潤、有村架純主演で、島本理生の「この恋愛小説がすごい!」第一位の同名小説を映画化した「ナタラージュ」
高校時代の恩師・葉山貴司(松本潤)に在学中から惹かれていた大学生の工藤泉(有村架純)。
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本原作は島本がブレイクするきっかけとなった作品なのですが、葉山役=松本潤という配役に「葉山先生のイメージと違う・・・。」と怪訝に思った方も多いのではないでしょうか?
実際、本作を撮った行定勲監督も松本自身も「イメージと真逆の役柄だからこそ、どうなるのか挑戦したい」と手探りでの撮影だったそうです。行定は松本の目力を封印するために「普段を100%だとしたら40%まで目にブラインドをかけてくれ」と松本に要望。
目の中がわかりにくいメガネフレームに地味で淡いトーンの服装を重ね、葉山という人物を作り上げていきました。
その結果、松本の葉山先生あり!惹き込まれた!という感想が多数寄せられ、何を考えているのかわからず、年上なのに「この人は私が傍にいないと駄目になってしまう。」と生徒の泉に思わせてしまうようなつかみどころのない葉山像が出来上がりました。
これまでの松本の禁断ものと違うのは、葉山は悲しみの淵にいて常にもやがかかったような日々をただ生きていること、泉を受け入れるでも手放すでもなく、完全に受け身の悪くいえばズルい大人の男であることでしょう。
撮影当時33歳だった松本が、10年の間にここまでしっとりと空気がモノクロームのようで、恋の甘さと苦さが匂い立つような大人の恋愛映画を演じられるようになるとは誰が想像したでしょう。ワンシーンワンシーンが切なく秘めやかで美しい作品です。
まとめ
ジャニーズ事務所の映画班はV6の岡田准一、嵐の二宮和也と言われていますが、どちらもサスペンスや歴史もの、アクションを得意とする俳優です。
意外にも年齢を重ねたジャニーズ所属の俳優で恋愛ものを得意とする人は少なく、そういう意味でも松本潤の存在は映画界にとって貴重なのだと思います。特に「ナタラージュ」レベルのクオリティーからどんどん成長していくことが出来れば、日本の各映画賞も夢じゃないかと。
せっかく、アイドルとしても成長し、美しい顔を武器にしているので、これからも純恋愛ものにどんどんチャレンジしてもらいたいですね。
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少し前の記事ですが……そうそう!そう!と同意することばかりです!
純恋愛もの、いいですね!
大人の恋愛映画、待ってます。
美しい顔…そうよ、武器よ✨✨✨
どんどん作品に出演してね😊
あ!コメディセンスも抜群なのよねぇ!!
美しい人の演じるコメディほど凄いものはないですからそちらも期待しています💜
あー!夢は広がるばかり✨✨✨✨✨