夕暮れマリーさんの文章を読ませていただいてからずっと気持ちが「あゝ、荒野」に行ってます。
メモを読むと今でもまるであの場に戻ったかのように鮮明に蘇ります。
その当時の山手線 渋谷駅ホーム
外回りの荒野ポスターです。
友だちと森山大道さん荒野展も観に行きました。
道玄坂の喧騒を抜けた静かな裏道に小さなギャラリーがありました。
モノクロの昭和30年代の世界。
人間臭くて、臭いまで感じられる気がしました。
猥雑なゴールデン街が、でも静かにありました。
友だちと森山大道さん荒野展も観に行きました。
道玄坂の喧騒を抜けた静かな裏道に小さなギャラリーがありました。
モノクロの昭和30年代の世界。
人間臭くて、臭いまで感じられる気がしました。
猥雑なゴールデン街が、でも静かにありました。
私の「あゝ、荒野」さいたま芸術劇場の観劇メモのまとめです。
さい芸は初めてだけど、コンパクトで非常に見やすかったです。
コクーンを小振りにしたような席の感じかな?
席に着いたのが5:40分くらい、幕は開いていて(というか、幕は使用しない)
舞台に何人か人がいて、メイクしたり、着替えたりしてる。
通路を通って、リュックを背負った人がさりげなく階段上がって参加していく。
おはよー!とか言ったり、ふざけたりしてる。
普通の服装だから、観客が間違えて上がったのかと思うくらい自然に。
途中で、後8分です。とか放送まで聞こえる。
6時ちょうど、30人くらいになったかな~蜷川さんを真似た人(井手らっきょうさん)登場。
ダンス~群舞~から始まる。
ドラムの音に乗って。
アルゼンチンタンゴが流れ、ペアがなん組かで踊る。
もうすっかり、普通の日常から、新宿ゴールデン街の世界に誘われてます。
軽トラックの屋根に新次が乗って登場。
女物の襦袢で作られたアロハシャツを着た新次!
さい芸は初めてだけど、コンパクトで非常に見やすかったです。
コクーンを小振りにしたような席の感じかな?
席に着いたのが5:40分くらい、幕は開いていて(というか、幕は使用しない)
舞台に何人か人がいて、メイクしたり、着替えたりしてる。
通路を通って、リュックを背負った人がさりげなく階段上がって参加していく。
おはよー!とか言ったり、ふざけたりしてる。
普通の服装だから、観客が間違えて上がったのかと思うくらい自然に。
途中で、後8分です。とか放送まで聞こえる。
6時ちょうど、30人くらいになったかな~蜷川さんを真似た人(井手らっきょうさん)登場。
ダンス~群舞~から始まる。
ドラムの音に乗って。
アルゼンチンタンゴが流れ、ペアがなん組かで踊る。
もうすっかり、普通の日常から、新宿ゴールデン街の世界に誘われてます。
軽トラックの屋根に新次が乗って登場。
女物の襦袢で作られたアロハシャツを着た新次!
チンピラのギラギラした新次がニヤリと笑ってる。
不敵な笑みを浮かべ、客席を見下ろす鋭い眼光を放つ。
ゾクッとする色気。
客席の誰とも視線は合ってないんだろうけとすべての人がその眼光で固まるくらいのエネルギーがあった。
こんな潤くんは見たこともない。
もうこの登場シーンだけで劇場内を支配したと思う。
パーテーションのような物で仕切りって出来た幕前のような空間での娼婦たちの会話から始まる。
バリカンは上手通路から登場。
私のすぐ横だ。
ラブホテル(と言うより、連れ込み宿の方が合ってるけど)へ、娼婦マリーに連れて行かれます。
バリカンのモノローグが秀逸。
おどおどした様子。
厚みがあって深い声が隅々まで通り、素晴らしい。
そこへ、新次が芳子を連れて登場。
バリカンたちと同じ部屋へ間違えて通される。
新次の台詞、まだ少し硬いかなと感じた。
でも、震えるくらい美しく自信みなぎる目をしてる。
魅力的でイケスカナイ感がたっぷり。
新次~脱げよ。
芳子~脱いで。
シャツを脱ぐ新次。
ギョエー!
あの肩、なで肩に筋肉が乗っていいカーブ描いてる。
腹筋割れてる。
肩胛骨辺りの筋肉も盛り上がってる。
ウェストが細っ!
細いのに筋肉がついていて、ムキムキじゃないのに逞しい。
さらに、透き通るくらいに白くて、内側から発光してる。
白磁のよう。
目が大きくて、それだけじゃなくて目力が半端ない。
目が私に迫ってくる。
他の共演者にはない、主役二人のすごい存在感。
新次、芳子はベッドイン。
二人はシーツを頭からスッポリかぶってます。
腰の動きもはっきりと。
シーツから顔を出した時の新次の美しさ。
芳子~逃げちゃった。
新次と片目(勝村さん)が通路を歩くのですが、これが私たちのすぐ横。
このあたりでは新次がストンと落ちて、台詞の硬さもなくなった。
美しすぎてガン見してて、目にだけ神経がいってて話しの内容の記憶がないほど。
このあとジムで新次とバリカンが初めて会います。
リングネームも決まり。
上手の端で二人が生着替。
新次はパンツ一枚に。
白いトランクス、テカテカな生地。
人間関係研究所と自殺研究会のメンバーが登場。
酒場シーン
上手 新次と片目
下手 バリカンとソープ嬢
街中
芳子を新次が見つける。
芳子が母親のことを話す。
母親を殺したと。
新次「殺されたのはお前のほうだろ?」
美しすぎてガン見してて、目にだけ神経がいってて話しの内容の記憶がないほど。
このあとジムで新次とバリカンが初めて会います。
リングネームも決まり。
上手の端で二人が生着替。
新次はパンツ一枚に。
白いトランクス、テカテカな生地。
人間関係研究所と自殺研究会のメンバーが登場。
酒場シーン
上手 新次と片目
下手 バリカンとソープ嬢
街中
芳子を新次が見つける。
芳子が母親のことを話す。
母親を殺したと。
新次「殺されたのはお前のほうだろ?」
ジャングルジムでの新次とバリカンのシーン。
これが素晴らしかった!
欲望と自信に満ちた新次と内気で不器用なバリカン。
二人は正反対というだけでなく、対の関係でもあり、多分、どちらも作者寺山修司氏自身なんだと思う。
二人が語らう姿は "今" なんだけど、60年代の匂いも漂わせて、懐かしくジーンとくる。
服装やセットだけじゃなくて、新次とバリカンの話す言葉にちゃんと昭和の男が宿っていた。
新次はセッタのままジャングルジムを軽く登るんだけどこれがカッコいいの!
セッタでジャングルジムは難しいよ。
あとからバリカンがもたもた登るんだけど、手を差しのべる新次のオーラがすごい。
輝いてた。
バリカンはジムをやめる。新次と試合をするために。
新次への手紙を読むシーン。
バリカンがいい。切ない。
新次はホテルで芳子とベッドにいる。
手紙を読む新次にまとわりつく芳子。
相手にしない新次。
ジャングルジムが登場し、みんなが新次にか問いかける
「お前は誰だ」
新次は上半身裸になって、センターでシャドーボクシング。
何と闘ってるの?
シャドーボクシングをしながらセリフを言うんだけど、まったく息も切らさずにすごい迫力。
長台詞ももはや台詞とは思えない。
潤くんは新次になってて、その新次がしゃべってるとしか思えない。
シャドーボクシングをしながらセリフを言うんだけど、まったく息も切らさずにすごい迫力。
長台詞ももはや台詞とは思えない。
潤くんは新次になってて、その新次がしゃべってるとしか思えない。
新宿新次がそこにいた!
シャドウもそりぁもうカッコよくて、神が作りし美しい作品だ!
本当に頑張ったのがよくわかる。
贔屓目なしに、素晴らしい。
シャドウもそりぁもうカッコよくて、神が作りし美しい作品だ!
本当に頑張ったのがよくわかる。
贔屓目なしに、素晴らしい。
というか、贔屓目なんて挟む余地はまったくなかった!
潤くんの端正な顔立ちと美しい体と新次のイケスカナイ性格がこんなにも違和感なくマッチするとは。
いや、作り上げたんだ!
凄いよ。
新次とバリカンの試合前。
新次は白いボクシングコート。フードを頭からすっぽりかぶってる。
赤いグローブつけて、立った姿は顔は見えないけど本当に可愛い。
可愛いって、ここではおかしな感想なんだけど、この姿だけは本当に可愛いの。
全編通して
新次は白と赤
バリカンはねずみ色やくすんだ緑色(決して、グレーやカーキ色ではない)
二人を象徴した色。
光と陰。
新次とバリカンの試合前。
新次は白いボクシングコート。フードを頭からすっぽりかぶってる。
赤いグローブつけて、立った姿は顔は見えないけど本当に可愛い。
可愛いって、ここではおかしな感想なんだけど、この姿だけは本当に可愛いの。
全編通して
新次は白と赤
バリカンはねずみ色やくすんだ緑色(決して、グレーやカーキ色ではない)
二人を象徴した色。
光と陰。
二人がすれ違います。
バリカンが挨拶するけど新次は無視。
シカト じゃないよ。
ここは無視、が合う。
いよいよ試合開始。
本物のリングが登場。
新次、バリカン二人は軽いステップ。
何度かボクシングの試合をテレビだ見たことあるけど、まったく違和感がなく芝居のボクシングとは思えない。
それは美しくもある。
ボクシングって人を殴るという、美しくない行為をしてるのにどういう訳か美しさがあるんだよね。
その美しさがこの二人からも感じられる。
なんの道具も使わず、体だけで闘う男らしさなのか
殴り合いなのにルールがあって、リングの中だけで闘う様式美なのか。
新次は蝶のように体から輝きの粉を振り撒くかのように美しく神々しい。
二人のボクシングシーンはもちろん、殺陣のように決められた演技なのに、まったくそうは見えない。
普通に闘っているんじゃないか?と思ってしまう。
どんだけ練習したんだろうか…
どれだけ努力したのだろうか。
涙が…
周りに観客もいますが、戯曲のように会話はない。
歓声のように音楽は流れているけど。
それが余計に二人を浮かび上がらせていい演出。
4ラウンド目くらいからかな、スローモーションに。
スローなのに、力強いパンチを出し、のけぞり、クランチ、パンチ…
二人の息はぴったりで、どんどん前に出て豪快にパンチを繰り出す新次。
まるで新次に打たれることに喜びを感じるかのように、打たれても打たれても逃げないバリカン。
バリカンは60発くらいだったかな?から、殴られた回数がカウントされる。
時々、当たってしまうパンチで白い肌が桃色に染まる。
新次がバリカンを殴るポーズがスローだからよく見えて、本当に素晴らしい。
鍛えぬかれ磨きぬかれた肉体に宿る美。
このスローモーションは下手するとこっけいになるはず。難しいよね。
それをあれだけ美しく、生々しく現実味を持って伝えられるなんて、凄い二人だ。
とうとうラスト。
コーナーで新次が叫びます。
死んだバリカンをここに連れて行ってやってくれって叫ぶシーン。
泣けます。
潤くんの演技、半端ない。
客席全体が新次になって一緒に泣いていた。
バリカンが倒れます。
新次が呆然と立ちすくみ、
バリカンのもとへ。
抱き起こし、膝の上に頭を乗せて見つめます。
新次「ウォーーーーーー」
……………………死亡宣告が流れる。
日時はちゃんと当日。
10月31日
心の底から突き上げるような叫びだった。
悲しみ、絶望、後悔、満足…色々な感情が叫びと表情だけで伝わってくる。
最後までいい声。
3時間以上も経ったとは思えない。
途中の静かに話すシーンでもすごくよく通る声。
ドスの効いた低い声も、本当にいい声。
潤くん、こんな声してた?
演出も楽しい。
始まる前(20分前かららしい。私はちょうど最初から見れたんだ!)の演出
ダンスに音楽
猥雑なネオンライトも(喫茶やトルコ、逆さクラゲ、土星など)
トラックに乗って登場の新次やショベルカーに乗って歌う歌手
売春婦マリーのフライング
ラブホテルで周りに他の6部屋での絡みシーンをずっと続けて見せたり
客席を本当によく使い、一体化させていた。
そして、寺山修司作の短歌を舞台両サイドに流していたのも効果的。
難解な歌もあったけど、難解さと分かりやすいおかしさと、両方が混在し舞台芝居の魅力がたっぷりだった。
カーテンコール
まだ松本潤に戻っていない新次がいる。
やり切った疲労感と汗で色気を増した男が立っていた。
それはそれは美しく輝くものだった。
上手から挨拶を始めたらスタンディングが始まった。
割れんばかりの拍手。
いったん、下がる時、潤くんが小出くんのグローブにチョンってタッチ。
潤くんの笑顔になってた。
最後は一人潤くん出てくれた。
目は潤んでたと思う。
場内が一つになって高揚していた。
あの興奮は何年経っても、「あゝ、荒野」「新次」という言葉を聞くと反射的に蘇ります。
必死で家電と携帯を握りしめ、同時にプッシュしながらエントリーをした何日か。
友だちや上司や同僚に協力していただき、また家族の理解があって当たったチケットです。
お友だちも当選し、青山にも行くことが出来、感謝しても仕切れない幸運でした。
あの日々は私の中でずっと忘れられない記憶です。
思いがけず夕暮れマリーさんのブログから一日、「あゝ、荒野」でした。
99.9が終わってぼーっとしていた私へのプレゼントかな。
ありがとうございました💜
