この子の名前は「きんこんかん」という名前です😊
誰がつけたんやろ?
とっても懐っこい優しい子なんです
この子は4月初旬に足の靭帯を損傷し、立てなくなりました
4本足の動物にとって、立てなくなるということは命に関わること。
ずーっと寝たきりで、身体の向きも変えられない。
身体の重みで内臓が圧迫されたり、床ずれができそこから細菌感染したりなど様々な弊害がでてきます。
さらにこの子のお腹には赤ちゃんが…🥺
6月初旬に出産予定だったんですよね
私は仕事の合間に、彼女と話しながらヒーリングとマッサージを施していました。
ある時彼女からこんなメッセージが伝わってきました。
マッサージをしていると少し身体をよける素振りをみせ、「私こんなふうになってゴメンなさい。役に立てなくなってゴメンなさい。
だからこんな優しくしてもらうのは申し訳ないの」と。
私は泣きそうになり、彼女にこう伝えました。
「きんこんかんは充分過ぎるくらい私たちの役に立ってくれたよ!感謝してもしきれないくらい!
だからもっともっと私に甘えてよ!😭」って。
すると彼女は私の目をジッと見つめ、座っていた私の膝にチョンとアゴを乗せ、嬉しそうに頬をすり寄せてくれました
足を痛めてしまった牛さんは、使い物にならないので大抵はすぐ殺されてしまいます。
しかし、きんこんは立てはしなかったものの目は生き生きとしていましたし、「まだ生きていたい、ここにいたい」という強い想いを持っていました。
場長も同僚も、そんな彼女の想いをなんとなく無意識に受け取っていたのかもしれません。
おとすことをかなり躊躇していました🥹
私も、「早々におとしてあげるんも愛情なんかもな…」と思ってましたが、創造エネルギーに訊ねると「何もしなくていい」といわれ、彼女のハイヤーセルフには「今はただ存分に愛してあげて」とメッセージをもらいました
やっぱり聞いてみないとわからないものですね。
彼女は人間が大好きだったので、もっともっと少しでも長く人間の愛に触れていたかったようです❤️
ですがケガをして3週間近く経った頃、やはりきんこんかんをおとそうという話になりました。
床ずれがひどくなり、お腹にもガスが溜まり始め足もむくんできていました。
きんこんかんが亡くなる日の朝、私はきんこんかんをマッサージしていると、彼女は何度も何度も立ちあがろうとしました。
私は涙がボロボロ溢れてきて「ごめんね、ごめんね、私何もしてあげられなかった…」と言うことしかできませんでした
しばらくすると獣医さんが来て、きんこんかんに薬を注入しました。
安楽死とはいいますが、決して楽に死ねるわけではありません。
苦しかったのでしょうきんこんかんは暫く身体をバタつかせましたが、次第に動かなくなりました。
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「死にゆく命に対して見守るだけ」
ヒーラーは何もできません。してはなりません。
私は以前、死にゆく一頭の仔牛に対して「引き留める」ということをしてしまいました。
私はその仔牛を我が子のように可愛がっていたので、逝ってほしくなかった…。
でもその想いは、その子を苦しめただけでした。
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きんこんかんの亡き骸が運び出されたあとを片付けていると、きんこんかんからメッセージが🥹
「ありがとう、私さきにいくね」
すると私の目の前に真っ白な光が広がり、その中にきんこんかんの姿が見えました。
光の道を登っていくきんこんかん。
彼女は途中振り返り、ニコッと笑ったようにみえました☺️
彼女の魂がどうか幸せでありますように❤️
シータヒーリングプラクティショナー
アニマルコミュニケーター
植野知佳