ある子が、名指しで陰湿な悪口を何日にも渡って言われ続ける。

本人の知らない所…とは言えない場所で、常に衆目に晒されながら。

数年前問題視され始めた頃にHP形式が次々に潰れ、現在個人ブログや地域別匿名掲示板の形でゾンビ的に勃発している学校裏サイト。

当然、包括的なチェッカーに引っかかるようなものではない。

個人ブログの形で運営されるものは、会員制に近い形態をとるサイトもあり、しかもわざわざカモフラージュサイトを裏サイトチェッカーに噛ませ犬として登録して、伏せ字でひっそりと陰で運営しているものが多い。

糞ったれの、卑怯者共め。

さて、総当たり検索上の注意として
被害者の
・日常でのニックネーム
・趣味・趣向
・身体的・行動的特徴
・目立った行為に関連する友人関係とニックネーム
などを最低限掴んでおく必要がある。

また所謂ギャル文字を多用しているときもあるため、母音小文字や「わ」小文字、∪などの記号も試す必要がある。

ユーザーの年齢層を考慮し、彼ら彼女らの日常世界観から推測すれば、それら「手の届くサイズのリアル」を悪口の材料にしている可能性が高いからだ。

そして、ちっぽけな自分より更に相手を貶めて悦に入る。


楽しいか?


イライラしても何も解決しない。
あとはひたすら、時間との戦いとなる。













ほうら、みいつけた。







寒くなってきたねぇ…


今日は秋野菜のコロッケだ。



帰宅と同時に新じゃがいもを茹でる。

うちの畑で爺ちゃんが丹精込めて作り上げた立派な芋で、掘り出したばかりの新じゃがだ。

握り拳よりもぱんぱんに膨れたそれは若いも特有の薄く柔らかい皮を纏っているため、水洗いして泥を落とし、タワシで擦っただけで皮が剥ける。
すぐ火が通るように切り刻み、沸いた鍋に放り込んで具の仕込みに入ろう。

さぁ、フライパンの出番だ。
ベーコンを細切れにし、チンチンに熱したフライパンの中へドサッと放る。
ジュワジュワと溶け出した油の中で、ベーコンが踊る。
少し焦げ目がついたところでベーコンを取り出し、どけておく。
次に、ベーコンの油を利用しタマネギ代わりに刻んだたっぷりのネギを納得するまで炒める。
チンザノをフランベし、香りを付けた後に刻んだ椎茸を投入。
強めに塩胡椒し、先ほどのベーコンを加えて火を止める。

よし、そろそろ芋を潰そうか。

茹で汁を捨て、弱火にかけながら湯気のもうもうと上がる芋を木べらで潰しつつ、バター80gほどを混ぜながら潰す。
グニグニ潰す過程で具を混ぜながらさらに潰す。濡れ布巾の上に鍋を載せてあら熱を取りながら
さらに混ぜ、延ばす。

うまい芋は、塩だけでうまい。

さあ、丸めようか。

ボウルに薄力粉、卵、パン粉をそれぞれ用意し、ガンガン丸めていく。


フライパンの中には、二百二十度ぐらいの油が煮えたぎっている。

さぁ、今だ。


プザシュッと音を立て、油の中に滑り込むコロッケたち。

もう、揚げる音をアテに黒ビールが飲める。


キツネ色にカラリと揚がった衣に、熱いうちに歯を立てる。


もうたまらない。惜しげもなくボージョレの栓を開けた。

さぁ、夕食だ…
16日朝のこと。

仕事前に時事ニュースをネットで漁っておこうとブラウザを開いた途端、一気にテンションが舞い上がった。


「微粒子はイトカワのものだった—1500粒以上」


快挙だ!!!!!!!!


その日、空き時間はもう興奮して喋りまくり。
自分でも顔が紅くなるほど喋っていたのが分かった。

どれほど凄い事か理解できない同僚の人も多かったけど、皆なんとなくホッとしたような笑顔になっていた。


職場のボスは理科の人なんだけど、やっぱり大興奮。

六十四歳のボスがまるで初めて鉱石ラジオを手に入れた小学生みたいに大はしゃぎだった。




ミッション完遂おめでとう、はやぶさ。