寒くなってきたねぇ…


今日は秋野菜のコロッケだ。



帰宅と同時に新じゃがいもを茹でる。

うちの畑で爺ちゃんが丹精込めて作り上げた立派な芋で、掘り出したばかりの新じゃがだ。

握り拳よりもぱんぱんに膨れたそれは若いも特有の薄く柔らかい皮を纏っているため、水洗いして泥を落とし、タワシで擦っただけで皮が剥ける。
すぐ火が通るように切り刻み、沸いた鍋に放り込んで具の仕込みに入ろう。

さぁ、フライパンの出番だ。
ベーコンを細切れにし、チンチンに熱したフライパンの中へドサッと放る。
ジュワジュワと溶け出した油の中で、ベーコンが踊る。
少し焦げ目がついたところでベーコンを取り出し、どけておく。
次に、ベーコンの油を利用しタマネギ代わりに刻んだたっぷりのネギを納得するまで炒める。
チンザノをフランベし、香りを付けた後に刻んだ椎茸を投入。
強めに塩胡椒し、先ほどのベーコンを加えて火を止める。

よし、そろそろ芋を潰そうか。

茹で汁を捨て、弱火にかけながら湯気のもうもうと上がる芋を木べらで潰しつつ、バター80gほどを混ぜながら潰す。
グニグニ潰す過程で具を混ぜながらさらに潰す。濡れ布巾の上に鍋を載せてあら熱を取りながら
さらに混ぜ、延ばす。

うまい芋は、塩だけでうまい。

さあ、丸めようか。

ボウルに薄力粉、卵、パン粉をそれぞれ用意し、ガンガン丸めていく。


フライパンの中には、二百二十度ぐらいの油が煮えたぎっている。

さぁ、今だ。


プザシュッと音を立て、油の中に滑り込むコロッケたち。

もう、揚げる音をアテに黒ビールが飲める。


キツネ色にカラリと揚がった衣に、熱いうちに歯を立てる。


もうたまらない。惜しげもなくボージョレの栓を開けた。

さぁ、夕食だ…