メロンゼリーをイメージして欲しい。
容器からプルンと出したばかりの透明なメロンゼリー。
今、あなたはゼリーに一さじのティースプーンを挿した。
すくい上げ、口に含み、咀嚼して、飲み干した。
そのメロンゼリー、目の前に居る相手の心だとしたらどうだろう?
ティースプーンは、あなたが発する些細な一言。
「キモッ」「ウザ」「オエッ」などなど、メロンゼリーの持ち主に向けられる幼稚でいびつな一さじ。
えぐれたゼリーの形はもう元に戻らない。
溶かして、型に入れて、もう一度冷やす?
最近は心療内科もかなり発達していて、溶かして(カウンセリングして)型に流し込んで(然るべき治療プログラムをとって)冷やして(時間をしっかりかけて)やれば、いくらか元気になる。
なるほど、でも食べてしまった分(えぐられた分)のゼリーは戻らない。
弱い心は、有限で、固形物みたいなイメージで捉えてしまう。
固形物は、叩かれるとすぐに崩れる。
次に、蛇口をイメージして、ひねってみて。
その蛇口からは、愛媛の空港よろしくポンジュースが出てくるとする。
ジャバジャバ出てくるので、ティースプーン一杯程度、なんでもない。
蛇口から出てくるとはいえ無限ではなくて、
いつかは途切れてしまうけれど
ゼリー一皿より遥かに多いし、固形じゃないから崩れない。
強い心は、液状ですごく沢山あるのです。
そんなふうに、心の量や形状をイメージすると、捉え方ひとつで感情コントロールの糸口が掴めるときがあります。