北野武著「全思考」を読んだ。昭和の「粋」に触れる部分ではどこか「国家の品格」に通じるところを感じ、随所に共感を覚えた。
私の教室の生徒が全員平成生まれとなって久しいが、大半が昭和生まれの頃に比べると、どこか違いを感じる時がある、私自身が歳を重ねたからかも知れないが、OECDの行ったPISAの結果からも明らかに、変化があってしかるべきだろう。
成長過程に及ぼす影響が、地域性や生い立ちによる違いはあるものの、文明の発達とともに標準化(平均化)されてきたのだろうか。しかし、大人がやっても難解な私立中学入試の問題をすらすら解いてしまう受験生を抱える都市部と、最先端の文明を享受しながら普通の義務教育で過ごす地方とでは今後大きく、平均の乖離が進むのだろう。
5感が満たされた社会において教育の現場でハングリー精神を養うことが難しくなって来ている現代、日本人に残された道は「退化」なのだろうか。
つづく・・・・