本日は、わたくし みつまめがもっとも敬愛する邦楽アーティスト・井上陽水氏のカタログから1曲をセレクトしますギター

 

 今回は、『プレゼント』

 

 

 1993年7月発売のシングル 『Make-up Snadow』 のカップリング曲です。アルバム未収録。クリスマスソングではありませんが、タイトル的にちょうどいい気がしまして🤗

 

 『Make-up Shadow』、そしてこの曲を共作したのは佐藤 準さん。1955年東京出身で、1973年に ‟Char” 竹中尚人さんたちとバンドを組んで業界入りしたキーボード奏者です。

 

 

佐藤 準さん

 

 

 ソロになったChar、高中正義、吉田拓郎、南 こうせつなど、ニューミュージック/フュージョンと幅広くセッション/ツアーに大活躍。アレンジャーとしてもおニャン子クラブ関連や光GENJI、チャゲ&飛鳥、今井美樹などなど1980年代に数多くヒット曲を手掛けました。

 

 陽水氏とは1992年11月発売のセルフカヴァーアルバム 「ガイドのいない夜」 制作時に初仕事。クレジットには 「私をどこかへ導いてくれそうなミュージシャンに出会えた」 と陽水氏手書きで謝意が示されています。

 

 『Make-up Shadow』 はもともと佐藤 準さんがオケまで仕上げたかたちでストックしてあり、陽水氏にドラマ主題歌(フジ 「素晴らしきかな人生」)を発注するさいに選ばれ、歌詞がつけられて完成しました。なぜか作曲クレジットが彩目 映(あやめ・うつる)という名義になっています。

 

 そのカップリングでは、佐藤さんがピアノを弾き、陽水氏があれこれメロディーを鼻歌のようにつける、陽水氏いわくの 「遊び」 で作られました。スタジオでこれをやるのが好きらしい。佐藤さんが打ち込みでアレンジし、軽快なポップ調に仕上がりました。

 

 気楽に作られたせいか、これがなかなか良い曲。自分は初めて聴いたときから 「長く入院してた子どもが、もうじき家に帰れる日を指折り数えて待ってる」 光景を連想してました。退院祝いのプレゼント的な。歌詞にそれっぽい描写があるわけじゃないのにどうしてだろ🤔

 

 

 それでは 『プレゼント』(作詞:井上陽水/作曲:井上陽水・佐藤 準/編曲:佐藤 準) ですヘッドフォン メリークリスマスクリスマスツリークラッカー

 

 

 ♪街の上を飛行機が 青空深く沈みそうに

  消えそうなら 翼まで白くぬって

  時を越えるスピードで 記憶の外へはじけそうに
  泣きそうな目 あの頃へつれていって

   遊びのあとで 窓辺の声に 目覚めた時、夢のプレゼント
   夜空の果てに 見果てぬ夢に 気づいた人だけにプレゼント

 

  恋の夜のステージで いつか大人に春のように
  会えそうなら 気をつけて星になって

   遊びのあとで 窓辺の声に 目覚めた時、夢のプレゼント
   泳ぎながらも 夜空の果てに 見果てぬ夢に
   気づいた人だけに 初めて聞く歌のプレゼント