サマソニ X JAPAN | BIRKENHEAD ERKY 旧ブログ 2006~2013
 
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BARKSニュースより
  
<サマーソニック2011>でみせた、X JAPANを取り巻く激変の証
 
(BARKS編集長 烏丸氏のよるものです。みません。長文なので、要点だけピックアップしました。)
 
それまでのYOSHIKIを追い詰めてきたのは、常に表裏に付きまとう自信と不安だった。ネガティブ・バッシングもファンからの熱きサポートも全てをひっくるめ、X JAPANが世間を騒がせてきたのは周知のとおり。X JAPANが通ると賞賛も野次も嵐のように飛び交い、騒がしくなる。
 
X JAPANは世界ツアーの経験を重ねる実践力と成功のカギを手に入れたが、やはり想定外のハプニングは訪れる。北米ツアーとヨーロッパツアーの間に、未曾有の震災が我々を襲ったのだ。日本にとってあまりに失うものは大きく悲しみは深いものとなったが、日本人の本質をあぶり出し、より強固な日本人魂を呼び起こしたことも事実のひとつだろう。

X JAPANの、日本人として心血を注ぐ誉れ高き海外での真摯な姿勢は、打ちのめされた日本人に希望と光を与えたものではなかったか。初心に帰り生身で戦いを挑む日本のバンドに対し、強い仲間意識と同胞への思いが、このとき急速に育まれ始めたものと思う。ネガティブ・バッシングが影を潜め、多くの音楽ファンがX JAPANの歩みを純粋にリスペクトし始めた。
 
信じる道を突き進み妥協なき歩みを貫く姿を通し、X JAPANは遂に多くの日本人から多大なる支持を得た。そしてそれは、見事にサマソニで証明されることになった。以前のX JAPANであれば、<サマソニ>の場は、激烈なアウェイ環境だった。しかし、これまで最大のアウェイだった国内フェスの場を、いつのまにかホームへ変貌してくれていた。
 
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X JAPANのライブの礼儀に沿いながら、マリンステージのオーディエンス達は、皆、満面の笑顔でX JAPANを楽しんでいるのだ。

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こんなX JAPANのライブ、これまで一度たりとも観たことがない。そして極めつけは、屈託のない笑顔にあふれたオーディエンスによるXジャンプの応酬…これはもはや国民的バンドのライブ会場だ。

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X JAPANファン以外のオーディエンスが一斉に笑顔でXジャンプをキメ、最高に楽しんでいる。いつのまにかみんなX JAPANが好きなのだ。国民的バンドという表現が適切かどうかは分からないが、テリトリー外は全てアウェイだったX JAPANが、国民的アーティストとしてオーディエンスに受け入れられたエポックな日が、<サマーソニック2011>という2011年の夏の日だった。

text by BARKS編集長 烏丸
courtesy of SUMMER SONIC 2011