ポール・マッカートニー、２０年ぶり大相撲を観戦
公演のために来日した元ビートルズの人気歌手で相撲好きというポール・マッカートニー（７１）が１４日、福岡市博多区の福岡国際センターを訪れ、大相撲九州場所５日目を観戦した。十両の途中から結びの一番までを熱心に見守り、取組に拍手を送るなど１９９３年九州場所以来、２０年ぶりの大相撲を楽しんだ。
午後３時半すぎに来場すると、館内から拍手と歓声を受けた。笑顔で手を振ったり、握手に応じたりと、変わらない人気ぶりを示した。午後６時前に帰る際には「ポール！」のコールがわき起こり、手を振って応えた。
説明役を務めた玉ノ井親方（元大関栃東）によると、マッカートニーは「懸賞金は勝った人が全部もらえるんですか」「強い人はどの辺りの取組に登場しますか」などと質問した。特に関心のあったという幕内力士や白鵬関、日馬富士関の両横綱の土俵入りにも見入った。玉ノ井親方は「楽しんで帰ってもらって良かった」と話した。
マッカートニーは１５日に福岡市のヤフオクドームでライブを開く。（共同）
