ロックの定義 (ロックとは) | BIRKENHEAD ERKY 旧ブログ 2006~2013

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ロックの定義 (ロックとは)


<以前、書いたももの改訂版です>



以下は私の個人的なロックの定義です。

ロックとは、ブルース・スケールを使用したロックのメロディーによるロック音楽のことです。

※注:ブルース・スケールとはペンタトニック・スケールのことではなく、ブルース・スケールという名称のスケールです。
ただし、ブルーノート・ペンタトニックをブルース・スケールと呼んでいる場合があるので誤解を招きやすいかも。

ブルーノート・ペンタトニックは勿論、これ
(キーはBフラット)

-6--------9---
-6--------9---
-6-----8------
-6-----8------
-6-----8------
-6--------9---


ブルース・スケールはこっち
(ブルース・メジャー・スケールとも言う)
(キーはC)

- 6--7--8-----10--11--12-
- 6--7--8-----10--11--12-
- ---7--8--9--10--11--12-
- ---7--8--9--10------12-
- 6--7--8--9--10------12-
- 6--7--8-----10--11--12-

この後者のブルース・スケールを使用したものがロック音楽です。

その際、ロックであるか否かと、使用楽器、演奏形態、音の大小・強弱は関係ありません。
アンプラグドでプレイしようが弾き語りでプレイしようがロックはロックであって、逆にロックではない音楽は、たとえ爆音であろうがハード&ヘヴィーであろうがロック・バンドの形態であろうが決してロックではなく、それは、「ロックっぽい」「ロック・テイスト」止まりです。
みんな、「ロック」と「ロックっぽい」がごっちゃになっているような気がします。
「ロックっぽい」のが「ロック」なのではありません。

つまり私はロックのメロディーをしたリアル・ロックが好きなのです。
例えば、Pride & Gloryの Horse Called War
  ↓

  ↑
私はこの強烈なロック性、ロック・フィーリング、ロックのカタルシスを求めてロックを聴いているわけです。
これが私がロックを聴く動機であり、私の本能です。

で、私は、ハード&ヘヴィー音楽はロックであるべきだと思っていますので、
ハード&へヴィー音楽に関しては、このロックのメロディーをしたリアル・ロックにしか感じません。
AC/DCやGFRやレイナード・スキナードのようなロックですね。
だから、ハード&へヴィーなのにロックではないってのは私にはあり得ません。

なお、ロックの定義は人それぞれ違うと思いますが、私の言うロックとは、上記の通り本当の意味でのロック音楽のことであって、激しければロック、ハード&へヴィーならロック、反体制ならロック、反逆性ならロック、反骨精神ならロック、ぶつかり合いがロック、本人がロックだと主張したらロック等々の精神論や抽象論、根性論、机上の空論ではありませんので悪しからず。
また、以上は、基本的に私が感じるか否かの話であって、音楽の良し悪しの話ではありませんので念のため。



ただし、ブルース・スケールを使用したものが全てロックだとは限りません。
例えば、スケールだけではブルースとロックの区別は出来ません。
大体、ロックってのは、そもそもブルースの音がデカくなって生まれたものですので、根源的な核の部分は同じですからね。

下の音源を聴いて下さい。

これぞ、ロックですね~
ただし、黒人ブルース・シンガー、Howlin' Wolfのナンバーです。
Cactus - Evil
  ↓

  ↑
これがロックであり、私はこれを求めてロックを聴いているのであって、
決して哀愁・叙情性・爽快感・透明感~哀メロ・美メロ・爽快メロ・悲哀メロを求めているわけではありません。
だから、CACTUSやGFRやAC/DCやLYNYRD SKYNYRDが好きなのです。

ただし、私は、哀愁・叙情性・爽快感・透明感~哀メロ・美メロ・爽快メロが嫌いなのではありません。
私は、一般のロック、ポップス、AOR、産業ロック、プログレ、ソウル/R&B、ファンク、フュージョン、ジャズ・ヴォーカル、シンガーソングライター、サーフ系ミュージック、ワールド・ミュージック、ライト・クラシック(クラシック系ヴォーカル)、J-POP、J-ROCK、イージー・リスニング等も聴きていまして、勿論、その中には、哀愁・叙情性・爽快感・透明感~哀メロ・美メロ・爽快メロの優れた音楽がたくさん溢れていて素晴らしいです。