
日本でHM/HRがマイナーな理由
現在、日本ではHM/HRは主に80年代メタルを聴いて育った年配の大人が聴くマイナーな音楽になっています。
なぜこうなってしまったのかと言うと、日本におけるHM/HRシーン/マーケットは80年代メタル至上主義であるBURRN!誌の嗜好がそっくりそのまま反映されているため、今どきの若者達からは見向きもされないからです。
つまり、HM/HRは本来、常にその時代の若者の音楽であるべきなのに、BURRN!誌の年配向けの嗜好のせいで若者を取り込むことが出来ていないからです。
HM/HRは時代と共に新しく進化・発展し続けているのに、BURRN!誌の主流は未だにBON JOVI、MOTLEY CRUE、YNGWIE MALMSTEEN、GUNS N’ROSES等ですからね~。そりゃあ~、今どきの若者達がついてくるわけないです(笑)。
しかも、BURRN!誌の最近のおススメは、STEEL PANTHER、DYNAZTY、LORDI、WIG WAM等ですから、世間の目はいつまでも「ヘビメタはダッセい」のままだということです。
ジャパメタにしても、BURRN!誌が押しているのは、陰陽座、GALNERYUS、ALDIOUS、CYNTIAなどのメロディック歌謡ハード・ポップですので、当然、年配の人が喜んで聴いているだけで、今どきの若者達はソッポを向いています。
また、海外では今現在主流のHM/HR(海外で言うMetal/Hard Rock)で盛り上がっているのに、日本はBURRN!誌のせいでベテラン80年代メタルやその延長のメロスピ/メロパワ、メロハー、ネオクラ、様式美等の年配のメロディ愛好家向けのメロディック音楽が主流であるという日本独自の特殊な路線がずっと続いているため、日本は世界から大きく取り残されています。