
Mike Varney系のカヴァー・アルバム
どれも似たようなメンバーがお仕事的に淡々と面白味のないベーシック・トラックを録音し、そこにあとから曲ごとに違うギタリストやヴォーカリストが音を重ねるだけの安易な作りですので、いくら著名なメンバーが顔を揃えていても決して本物のバンド・サウンドではなく、魂のない抜け殻のような味気ない楽曲ばっかりになってしまっているわけです。
本来、カヴァーというのは、オリジナルへのリスペクトを感じるものなんですが、このシュラプネル系の一連のカヴァーは単なるコピーに終わっており、オリジナルへのリスペクトなんて微塵も感じません。
なぜなら、雇われミュージシャン達は言われたとおりの仕事を個別に淡々とこなしているだけであって、皆で楽しんでセッションしているのではありませんからね。
そして、頼まれたので小遣い稼ぎのためにちょっとギター・ソロを被せただけのギタリスト達の名前を前面に出し、有名ギタリストが一同に会した豪華カヴァー・アルバムという宣伝文句で売っているのがいつもの手口です。