
NICKELBACKについて
私はグランジ好きですので、ネオ・グランジ/ポスト・グランジ型の「STATE」「SILVER SIDE UP」を気に入ったわけですが、実際、当時のファンはコアなロック・ファンが中心でした。
しかしその後NICKELBACKはグランジ・テイストの希薄化とともに大衆性がアップしていき、メンバーの私生活や個人的なことにも関心を寄せる一般大衆的なファンもいっぱい抱えるモンスター・バンドへと成長しました。
つまりNICKELBACKは初期のエッジのあるグランジーなハード・ロックという感じではなくなり、分厚いコーラスや胸を打つバラードやメロディアスうんぬんで語られる大衆指向のビッグ・ネームというアダルト向けの位置づけになってきており、このままでは将来、今やアダルト向けポップ・ミュージック・シーンの大物セレブとなったBON JOVIやDEF LEPPARDのような存在になってしまいそうな感じですので、私個人的にはだんだんと興味を失いかけているというのが正直なところです。
勿論、新作が出れば、期待して買いますけどね。