ビヨンセは生で歌っていた | BIRKENHEAD ERKY 旧ブログ 2006~2013
 
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BEYONCE
 
ビヨンセは国歌を生で歌っていたと
イギリスのサウンド指南サイトが鑑定
 
 
1月21日に行われたオバマ大統領の就任式でアメリカ国歌を歌ったビヨンセが実はテープに合わせて口パクをしていたのではないかという問題で、イギリスの有名なサウンド・プロダクション・サイトがビヨンセはテープを使っているが、それに合わせて実際に生で歌ってもいると結論づけている。

ビヨンセはアメリカ議会議事堂の階段でオバマ夫妻と80万人の観衆を前にして、海兵隊軍楽隊の伴奏に合わせて国家を歌ったが、『ザ・タイムス』紙の取材に対して海兵隊軍楽隊の広報はビヨンセがパフォーマンスの直前にテープ音源を使おうと判断したと語っている。

広報によれば、こうした式典であらかじめテープを用意しておくのは普通のことで、ビヨンセも土壇場でライヴだけで臨むのをやめたという。

その一方で、サウンド・プロダクションのノウハウを掲載しているイギリスのサイト、プロダクションアドヴァイスでは、かなり詳細にさまざまな動画を吟味した記事のなかで、テープは確かに聴き取れるが、ビヨンセは明らかに歌っていて口パクではないと指摘している。
 
ビヨンセがライヴで歌っていることを示す大きな根拠は4つあるとサイトでは指摘していて、そのひとつは「歌い出しでビヨンセの声は聴き取りづらくなっています。これはマイクの集音レヴェルが低すぎたからで、これをPAがすぐに修正していますが、テープを聴かされていたのだったら、こういうことは起こりえない」としている。

さらに「近接効果」とサイトでは呼んでいる現象が起きていて、ビヨンセの口がマイクに近づいて低音が強くなる現象が起きていて、これも生で歌っていないとありえない現象だとしている。

また、ビヨンセが途中でイヤホンを外すシーンも動画にあるが、これは自分の声のピッチがわかりづらくなった時に歌手がたいていやることで、外すことで歌いやすくなっているケースだとサイトでは指摘していて、もしイヤホンからレコーディングした自分の歌が聴こえているのだとしたら、なおさら煩わしかったはずだとしている。

そして最後にビヨンセが歌いながらかすかにほほ笑む箇所で、その笑みがそのまま歌声に影響していることも指摘している。

なお、サイトではテープが使われた理由について、極寒や酷暑では楽隊がキーを合わせて演奏するのは至難の業に等しいからだとして、この日、非常に寒かったことを指摘していて、調子の合っていない伴奏に歌を合わせるリスクをビヨンセは回避したのではと推測している。