RAINBOWは様式美ではなくハード・ロック
RAINBOWの代表曲“STARGAZER”
メイン・リフ&ヴォーカル・ラインを聴いてお分かりの通り、この曲の基本はヴォーカルもギターもブルース音階をベースにした紛れもない本来のハード・ロックらしいハード・ロックです。
ギター・ソロにハーモニック・マイナー・スケールが使用されているものの、ギター・ソロはあくまで独立したギター・ソロ・パートであり、、この曲の本体、基本骨格が本来のハード・ロックそのものであることに変わりありません。
世間で様式美と言われている音楽の楽曲そのものがハーモニック・マイナー・スケール等の様式美御用達音階で出来ているのとは異なっており、この違いは大きいです。
つまり、RAINBOWとネオクラ・様式美とは根本的に異なるタイプの音楽です。
“ロック”すなわち『ブルース音階を使用した音楽』を求めるロック・ファンがPURPLEやRAINBOWは大好きなのに、様式美やネオクラには興味が無いのはそのためです。なお、以上は、単にRAINBOWと様式美との違いを述べただけであって、RAINBOWと様式美のどちらがいいとかいう優劣の話ではありませんので誤解の無いように。
人の好みは人それぞれであって、様式美が好きでも、RAINBOWが好きでも、様式美もRAINBOWも好きでも何の問題もないのは言うまでもありません。
Rainbow - Stargazer