
グランジ Vs. 日本のメディア その2
前述した通り、グランジが世界を席捲した理由は単純明快で、
グランジはハード・ロックの復活だったため、ロックに飢えていた海外で爆発的に受け入れられたというだけのことです。
つまり、ハード・ロックが戻ってきたから、当然、大歓迎されただけのことなのですが、日本のメディアは、そんな単純な事さえ理解していませんでした。
クロスビート誌はグランジの音楽性=ハード・ロックというグランジの本質には向き合わず、グランジを必ずパンクの文脈で語ろうとし、小難しい理屈でグランジを定義付けしています。
そのためクロスビート誌は、自分達が頭で考えたグランジの定義から逸脱したZEP型ハード・ロックのSTONE TEMPLE PILOTSのカッコ良さが分かりません。
STONE TEMPLE PILOTSのカッコ良さ=ハード・ロックのカッコ良さが分からないメディアなんか、ハード・ロックファンにとっては全くの役立たずであり、90年代の重要バンドにSTONE TEMPLE PILOTSを挙げないメディアは信用できませんね。
クロスビート誌の最新号は、90年代ロック特集なのですが、案の定、相変わらずの大ボケをかましてくれています。
SOUNDGARDENはパンクのリズムなんだそうです・・・(^^;)。。。
PEARL JAMはブルースとメタルとパンクの融合なんだそうです・・・(^^;)。。。
そして勿論、STONE TEMPLE PILOTSは登場しません・・・(^^;)。。。
私はかっちょいいハード・ロックだからグランジを聴いているのであり、つまり、聴くかどうかの判断は単にカッコイイかどうかだけであって、クロスビート誌が執着しているDIYなパンク精神があるかどうかは別に関係ないんですけどね。
STONE TEMPLE PILOTS - SEX & VIOLENCE