ガンズの“アペタイト~” | BIRKENHEAD ERKY 旧ブログ 2006~2013
 
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25 Years Ago: Guns N’ Roses’ ‘Appetite for Destruction’  Hits No. 1

 
GUNS N’ ROSES
 
G’N’Rのデビュー・アルバム“APPETITE FOR DESTRUCTION”
 
歴史的名盤です。
当時流行のポップ・メタルとは全く違うバリバリのハード・ロックであり、しかも楽曲の出来が抜群で非常にカッコイイのが魅力です。
80年代的な機械的なリズムではなく、70年代ハード・ロック的な生身のグルーヴ感が曲をグイグイ引っ張っていく様は圧巻です。
メロディアス・ハードとか言うニセモノではなく、久しぶりに登場した本物のハード・ロックです。
アクセルのヴォーカルを生理的に嫌う人が多いですが、好き嫌いは別にして、ここで聴けるアクセルのロック・センスは抜群で、天性のロック・ヴォーカリストというカリスマ性を感じます。
これぞハード・ロックですので、リリースされた当時は、完璧なロック・アルバムだと思っていました。
 
しかし、その後、90年代からは太い声のパワフル&ハスキーな骨太ヴォーカルが主流になり、もうそれにすっかり慣れてしまいましたので、現代のロック耳で“APPETITE FOR DESTRUCTION”を聴いたら、アクセルのヴォーカルが線の細いハイトーンであることを残念に感じてしまいます。 
しかも、今やアクセルは非常に感じの悪い太ったワガママな駄々っ子というマイナス・イメージが定着しているため、素直に“APPETITE FOR DESTRUCTION”をイイと思えなくなってしまいました。
“APPETITE FOR DESTRUCTION”、最高でしたね~と、音楽をレトロ&ノスタルジアとして楽しむ向きにはいいかもしれませんが、今を生きる現役のロック耳からしたら物足りなくなってしまったわけです。
 
まあ、この“APPETITE FOR DESTRUCTION”は歴史的名盤ですし、かつてアクセルはセンス抜群でしょたけど、現在のアクセルの激しい劣化具合からしたら、現行G’N’Rを評価することは到底できません。ちゃんとした耳で聴けばね。
オリジナル・メンバーがアクセルだけで、しかもそのアクセルがド下手となってしまった今では、現行G’N’Rは名前以外に価値がないわけで、それでも人が集まるとすれば、人々のノスタルジアというものは現在の劣悪ヴォーカルのG’N’Rでも満足できるほどいい加減なものだと言えます。