みなさんこんにちは!
「全ての人が自信に満ち溢れている世界を創る」をビジョンにスポーツメンタルコーチを目指すよしです
今回は
『フロー状態に入る3つの方法』
ということについて解説していきます
あなたは
「フロー状態に入る方法がわからない」
このように悩んだことはないですか?
フロー状態という言葉は聞いたことがあるけど
自分の意思でフロー状態に入ることはできるのだろうか?
と考える人も多いと思います
実はフロー状態に入る人にはある共通点があるんです
フロー状態に入る方法が分かればすぐに解決するんですが
これを知らずに損をしている人も多いです
そこで今回は
『フロー状態に入る3つの方法』
ということについて解説していきます
今回の記事を見ることで
1、フロー状態に入る方法
2、フロー状態になる人が行なっていること
についてわかりますのでぜひ最後まで読んでいってください
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それでは本題に入っていきます
まずはじめに
『フロー状態とは?』
ということについてお話しします
フローとはハンガリー出身の心理学者ミハイ・チクセントミハイ氏が提唱しているもので
時間を忘れるくらい完全に集中して対象に入り込んでいる精神的な状態を指します
彼はいつどんな時に幸せを感じるかということを芸術家や音楽家、スポーツ選手を対象にインタビューしました
彼らが創造的な活動や高い技術力を必要とされる仕事などに没頭しているとき
疲れをしらず、時間が過ぎるのも忘れて活動を続けて永続的な満足感を得られていることを見出しています
この共通した創造的な心理状態は川の流れに身を任せている感覚になるという話をする人が多かったため、フローと名付けられたんですね
チクセントミハイは人間の精神状態を8つに分けて定義していて
自分のスキルが低い状態で
難易度の高い仕事を与えられると不安が強くなり
中くらいの難易度でも心配になってしまうとされています
例えば
・大学でプログラミングをかじっただけなのにいきなり本格的なシステム開発をお願いされた
・新卒で入社したばかりなのに1人で取引先に行く
など自分の手に負えるような気がしないという仕事は不安や心配に支配されてしまうんですね
逆に自分の能力に対して難易度が低い状態であれば
リラックスやコントロール(制御、支配)となり
自己成長には繋がりません
むしろ物足りないレベルです
仕事で言うと本来ならばもっとできるのに
与えられている仕事の内容の難易度が低くて自分の能力を持て余している状態ということです
最も良い状態はフロー、次いで自分の成長を促す覚醒で
「フロー」は挑戦の難易度と能力が高いレベルにある状態です
「覚醒」は能力を獲得すれば「フロー」の域に達することのできる状態であり
この状態であれば成長を実感でき
満足度の高いプレーをすることができるということです
一方で退屈や無感動は満足度が低い状態なので少しでも能力を上げたいならば難易度の高い仕事や練習をすべきということになります
つまり、フロー状態というのは自分のスキルと与えられる難易度が合ってこそ起きるものであるということなんですね
それでは具体的に「フロー状態に入るにはどんな方法があるのか?」という疑問が湧きますよね?
ですから今回は「フロー状態に入る方法」を3つ紹介します
フロー状態に入る方法① 目標設定をする
フロー状態に入る人は目標設定が明確にあります
例えば、「目標設定を明確にしろ」と監督やコーチから言われたことってありますよね
しかし、明確にしろと言っても具体的にどのような目標を立てていいかわからないですよね
フロー状態に入る人の目標設定はダブルゴールという2つの目標を設定し、それぞれのプロセスを明確にしています
ダブルゴールとはポジティブな人格を形成する環境を整える取り組みを行っているPCA(ポジティブ・コーチング・アライアンス)の創設者であるジム・トンプソン氏が提唱したもので
・1つ目の目標は勝つことを目的とする
・2つ目の目標は人生の教訓や人格形成のために必要なことを目的とする
と定義しています
例えば、1つ目の目標として全国大会で優勝するという目標設定をした場合
2つ目の目標は強靭なメンタルを作るという目標設定をします
1つ目の目標に対しては全国大会で優勝するために必要なスキルを身につけ練習に励み
2つ目の目標に対しては自分のメンタルを整えるために睡眠時間をしっかり確保する
というように目標設定をした後のプロセスを大切にする必要があるということです
つまり、目標設定をしてそれに対してのプロセスを明確にすることが試合でフロー状態に入りやすくするコツであるということなんですね
ですから、明確なダブルゴールを設定してフロー状態に入れるようにしましょう
フロー状態に入る方法② バランスの取れた課題に挑戦する
簡単すぎず難しすぎない課題に挑戦することで集中力を高めることができます
例えば、カリフォルニア大学のケイト・スウィーニー准教授らの研究で大学生290名の被験者の顔写真を撮り
それを他の学生に見せて顔の良し悪しを判断させるということをしました
そしてそのことを被験者に伝えることで不安を感じさせるようにします
その結果が出るまでに被験者に10分間のテトリスをしてもらい、不安がどれくらい解消されるかを調べました
まず被験者は3つのグループに分けられます
1:少しずつ難易度を上げていく普通のテトリス
2:ブロックがゆっくりとしか落ちてこない簡単なテトリス
3:ブロックの落下が早すぎて嫌になるほど難しいテトリス
そしてプレイ後にその時の気分についてアンケートを取りました
スウィーニー氏らは「1つ目のグループが最も強くフロー状態に入ることで心の不安が和らぐ」
という仮説を立てていたところ、結果はまさに仮説通りであったことが判明したんですね
つまり、自分のスキルに合ったちょうど良い難易度のテトリスをプレイしたグループはフローを体験した可能性が高いということです
不安やストレスが軽減されたのはそのためだと考えられているんですね
また、オックスフォード大学の研究では
テトリスがPTSD(心的外傷後ストレス障害)の影響を減らすのに役立つという研究結果もあり
テトリスはトラウマを軽減させることができるということです
ですから、フロー体験を増やすために自分のレベルより少し高い難易度の課題を設定するようにしましょう
フロー状態に入る方法③ 環境コントロールをする
フローに入るためには周りの環境を整えることも大切で
集中できる環境を整えて日頃から練習することで試合でフローに入りやすくなるんですね
例えば、勉強や課題をする時に最初は集中できていても5分も経てばスマホの通知などが気になりますよね?
人間の集中力はわずか8秒しか持続しないと言われています
「8秒なんて嘘でしょ」と思いましたよね?
例えば、「バスケットボールだけを想像してください」と言われてずっとバスケットボールを想像することは難しいと思います
普通であれば数秒で「今日の夜ご飯なんだろうな」「あ、ゴミ落ちてる」など他のことに気を取られると思います
実は8秒というデータはマイクロソフトのカナダの研究チームが約2000人の参加者の脳波を測定したうえで実際に発表した数字です
ちなみに金魚の集中力は9秒だと言われています
この事実を知った時には「俺って金魚より集中できないのかよ!」と思いましたね(笑)
人間の集中力は8秒間しか持続しないと言いましたが
フロー状態に入っている人はそれ以上継続させることが可能です
そのためには普段から環境コントロールをする必要があります
例えば、練習する時はスマートフォンなど集中力の妨げになるものは使用しないというふうに練習に集中できる環境を整えておくことが大切なんですね
フロー状態に入っている人というのは雑念がなく集中している状態であり
今自分がやっていること以外は目に留まらないという状態でもあります
つまり、この状態に入りやすくするためには普段の練習から集中できる環境を整えておくことが必要ということです
ですから、試合でフロー状態に入るために日頃から環境をコントロールするようにしましょう
今回は
「フロー状態に入る3つの方法」
ということについて解説しました
3つの方法としては
①目標設定をする
②バランスの取れた課題に挑戦する
③環境コントロールをする
この3つを紹介しました
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました!
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