今回は夕方から。丸太くんは伊咲ちゃんと花火大会の日にその女友だち三人と手分けして、来る流星群観測会のビラ配り。男の子一人で女の子三人でもハーレムものを回避できてるのは、野々さん、カニさん、穴水さんに伊咲ちゅんが誰を思ってるか、バレバレだからかと。実際、一足先に二人して校舎の屋上でビニールシートに座った時、丸太くんと伊咲ちゃんはお互いに相手の自分に対する気持ち、そして自分の相手への気持ちがわかってしまったはず。もちろん二人ともうすうす両想いと感じてたはずだけど、露骨にわかって二人ともドギマギするのが実に微笑ましく。その直後、白丸先輩を加えた五人での屋上花火大会見物でAパートは終え、Bパートは伊咲ちゃんと丸太くんの世界。
 まずは伊咲ちゃんが自分の心臓のことを告白する場面。台に登って天文台の隙間から堂々と夜空を見上げてから一転、伊咲ちゃんは下にいた丸太くんに覆いかぶさる。多分それまでは好きな男の子に元気になってもらうと思ってた伊咲ちゃんが、丸太くんになら弱みを見せられると思えたため。さらに伊咲ちゃんは丸太くんの腕の温もりを背中に感じたかったはずだけど、それは叶わなかった。その代わり一生懸命夜中でも自分の言葉を聞きたいと言ってくれ、その方が中見らしいと思ったはずで。
 この後も少しあるのですが正に初々しい青春アニメ、今回も不穏な予感はありつつ、ビラ配りがうまくいかないところなど、少年少女が正に生きてる実感が感じられる素晴らしい話。