マンガの方の評論を今日noteにあげた本作のアニメ版、今日の感想は臨海学校編です。今回の第五話は朝から始まって、早くもハッピーエンドの予感。雲が厚く立ち込めてるけど朝には違いないから、伊咲ちゃんとの交流が描かれると予想は付く。その前段階としてのAパート、丸太くんに絡む灰田くんの印象が強烈。バスの車中で散々いじり倒して、降りるときに寝ている丸太くんにそっと声をかけてあげるなど、単なるいじめっ子でない点が好み。多分いじる/ちょっかいをだすことでしか、ナカミッチへの好意を表現できないのでしょう。となると灰田くんもいじらしい、愛しいキャラに思えてくる。
 丸太くんサイドはカレー作りと千里浜でのジョギング、伊咲ちゃんサイドは伊咲ちゃんの切ったジャガイモが小さすぎ、料理が苦手らしいと視聴者にばれ。二泊三日の合宿は一日、二日と過ぎていき、二日目で思い思いに作っていたサンドアートが突然の雨で合宿所に引き上げ、夜になってまた/まだ眠れない元太くんは、テントを出て星空が出てることに気づき。晴れたら砂浜で会おうと約束してた丸太くん、約束通り伊咲ちゃんは一足先に来てた。それがAパート尾張の場面であり、続くBパートは二人が存分に海岸を走っていちゃついた後、星景写真の撮影場面に。まさにファンタジックでフォトジェニック、二人の未来を祝福するような画の目白押し。
 そして夜が明けて合宿所に帰る道すがら、丸太くんはもう一度、夜通し一緒にいてくれた女の子のきらめきを記録しようとシャッターを。正に青春は一瞬と気づかされる出来過ぎた回。この一瞬が青春だけなのかどうか、第13話の結末を知ってるけど、単行本7巻まで買って読んだけど、一話ずつ噛みしめて楽しんでるところ。