今日の三回目の天覧山は最後のルートを回り込みにしたので、鎖や岩のあるちょっとしたバリエーションルート。しかも幅が狭かったので追い抜く人がなく、パーティーの先導者になった気分。前々回と前回に確認した頂上への入り口だったけど、てっきり見晴らし方向に伸びる道と思ってた。
 で、私は今年からの第一期からの再放送で一気にファンになった『ヤマノススメ』、古くからのファンにはサードシーズンに続いて二度目の奇跡、Next Summitの最終回、私は録画で翌日に視聴。そして記事にするために飯能から帰って改めて観た次第。新参者の私が言えるのは、『ヤマノススメ』ファンは『ヤマノススメ』を見つけ、ファンになり、あおいの富士山リベンジ編まで執念で支持し続けた意味で、「この果報者!」。それだけの凄い意味をマンガ/アニメ双方の『ヤマノススメ』は持っていると思っていて。
 ターニングポイントはもちろんあおいの初めての富士登山の挫折。下記のリンク先のブログ記事に私も同意であり。

「ヤマノススメ セカンドシーズン」富士登山をみて。 [アニメ(2014放送開始)]

 ファンタジーなら主人公が勝ち続ける、挫折しても早く挽回する/出来るのがお約束。何故なら大衆が求めるから。また作劇としても相手の油断や火事場のクソ力に頼れる甘さが存在し。一方で山は大地で自然であり、自然は気象を含め、容赦ない存在なのですね。そう、マンガでもアニメでも、雪村あおいの富士山初挑戦の敗北は、主人公が勝ち続ける(ことを要求される)マンガやアニメの(夢)物語への強烈なカウンター、異議申し立てと思うのです。

「それでお前らは満足か?」

 そんな挑発、題材が山だから可能になったという意味。それを受けてのNext Summitの最終回と思うから、山本裕介以下のアニメスタッフの思想/主義/結論が駄々洩れになると考えられ。もちろんしろさんの原作があってのことだけど、そもそも一回目の富士登山や今季では赤城山でのスノーシューなど、原作通りにしなかったのがアニメ『ヤマノススメ』の見識。アニメスタッフの取材登山の経験をアニメ版に生かしているためで、Next Summitのための富士登山でも登頂できなかったスタッフが存在を。つまり二回目もあおいたちのパーティーがわれる想定/想像をしたところ。以下、次回へ。

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