[4749]マンガ『ヤマノススメ』④…しろ
初巻は主人公あおいの性格を紹介しつつ、相方のひなたの活躍ぶりであおいの視野が広がっていく巻。「他にやることがあるんだよね」と無理に引き回したあおいに詫びたが、結局ひなたから「登ってもいい」とい言質をとれた。理由はたぶん、テントから外の景色を一緒に覗いたときの上記の会話が、手を繋いだうえでのことだったから。すると強引に連れてきたひなたの家での一連の流れ、ひなたとひなたの父親との謀議だったと推察できる。さらに人に頼ることが上手いひなたのことだから、「あおいの山ガール計画」が前もってあったと憶測でき。振り出しの天覧山も多分、あおいの高所恐怖症を考えてのこと。
天覧山を登ったあとはひなたとの山料理対決、山道具屋さんでの山仲間との出会い、そして次の山選びを任されることに。すくに次の山登りを避け、さらに高尾山に選んだあとでもデイバッグを買う話を挿入することで、山道具の重要さを描写。まるでRPGのアイテム獲得のよう。しかも山選びでは山道具屋さんで知り合ったかえでさんに頼ったことで、ひなたとのパーティーが実質三人になり、さらにあおいには人に頼っていいことを知った話。
二人が登ったコースは売店がいっぱいあるから1号路。石畳だから登りやすいはずだけど、高所恐怖症のためケーブルカーをやめて意地を張って自分の足で、しかも早足だったために(たぶんリフトの山上駅で)一時休憩。小言を言ったひなたと一緒に串団子を食べたが、自分のために言ってくれたと素直に思っていて。だからひなたへのお礼、売店で買った小物を頂上でのお昼の時に渡す。明確なモノローグがあるので、ひなたのいじらしさとひねくれ度合いが明白。
1巻最終話は6号路での下山話であり。途中で靴裏が剝げて立ち往生しているここなちゃんとの出会いを持つ。ひなたの持ってきた秘密道具による応急処置で感謝され、結果としてパーティー四人目のメンバー。総じて思うのは人物の使い方の上手さ。多分登場人物を限定し、しかも劇中時間を遅くしているので、人物を掘り下げることが出来、次に必要な物語/要素を考える余裕があるからと思われ。だから『タッチ』でさえあった週刊連載による「勢い」は削がれるけど、心が落ち着けられるマンガ。
天覧山を登ったあとはひなたとの山料理対決、山道具屋さんでの山仲間との出会い、そして次の山選びを任されることに。すくに次の山登りを避け、さらに高尾山に選んだあとでもデイバッグを買う話を挿入することで、山道具の重要さを描写。まるでRPGのアイテム獲得のよう。しかも山選びでは山道具屋さんで知り合ったかえでさんに頼ったことで、ひなたとのパーティーが実質三人になり、さらにあおいには人に頼っていいことを知った話。
二人が登ったコースは売店がいっぱいあるから1号路。石畳だから登りやすいはずだけど、高所恐怖症のためケーブルカーをやめて意地を張って自分の足で、しかも早足だったために(たぶんリフトの山上駅で)一時休憩。小言を言ったひなたと一緒に串団子を食べたが、自分のために言ってくれたと素直に思っていて。だからひなたへのお礼、売店で買った小物を頂上でのお昼の時に渡す。明確なモノローグがあるので、ひなたのいじらしさとひねくれ度合いが明白。
1巻最終話は6号路での下山話であり。途中で靴裏が剝げて立ち往生しているここなちゃんとの出会いを持つ。ひなたの持ってきた秘密道具による応急処置で感謝され、結果としてパーティー四人目のメンバー。総じて思うのは人物の使い方の上手さ。多分登場人物を限定し、しかも劇中時間を遅くしているので、人物を掘り下げることが出来、次に必要な物語/要素を考える余裕があるからと思われ。だから『タッチ』でさえあった週刊連載による「勢い」は削がれるけど、心が落ち着けられるマンガ。
参考:登山コース
[4610yamanosusume.txt]