[4698]第58回「夢だった甲子園」

 

○市民体育館、外観
    バス、敷地に入ってくる。
    南を含む、明青学園高等部の女子の制服、バスから出てくる。
(女の子の声)「頑張って、南」
    微笑む南。
  南「うん」
    南、踵を返して険しい表情。
(達也の声)「南が新体操?」

○会場
    南、館内を見回っている。
(西尾監督の声)「ああ。新体操部のキャプテンが怪我しちまってな。その穴を埋められるのは浅倉しかないということなので、来月の競技会まで」
(女の子の声)「南ィー!」
  南「はーい!」
    南、駆け出す。

○更衣室
    着替えている南。
(達也の声)「ばーか、いくら南だからって、そんな短期間じゃどうにもならねえよ」
(原田の声)「何、高校の新体操部自体がまだ一夜漬けの段階だからな。素質だけでもかなりなところまで行けるさ」
    レオタードに着替え終わった南。
    用具を持って出て行く南。

○会場
    南の新体操の演技。子供時代~軽快で無邪気な足取り。
    小学校高学年~不安な情緒。
    中学校~恋愛感情。
    高校~感情の盛り上がり、突然の悲劇、新たな決意。
    演技終了。歓声。
    南、晴れやかな笑顔。
会場アナウンス「第三位、」
    南、表彰台の「3」に立っている。
会場アナウンス「明青学園、浅倉南!」
 

[4464]『タッチ1』 、リンクリスト

 

[4459]文章による「タッチ」(小説・脚本・超速、評論・分析)

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