「肉を食べるのは残虐」と誰もが考える時代の幕開け。

 またまた「あ~あ」です。私は手が汚れるのが嫌だからの主張と考える。罪の問題というより、泥の汚れを嫌うためと私は理解。実は「泥だらけの研究者/科学者」が主人公のアニメを今日思いついたのでした。泥の表現はアニメでは手間だけど、アニメだから実写より表現が穏やかにできると思ったし。物語の具体案を思いつく前だったけど、バイオテクノロジーを当てにする肉食否定者の論をBLOGOSで読むことに「絶望した」のですよ。

 人工授精のルイーズと一緒に論じるとは、科学ファンの一人として「愚か者め!」。結果を享受するだけの外野や一般ピープルはいい気な者ですね。遺伝子組み換えなんてつい最近の技術だし、個々の生物の塩基配列の解読は安価で早くなっても、生体内での発現の時期と要因の解明は端緒についたばかり。今世紀がバイオテクノロジー/生命工学の時代になると/なる必要があると私も思うけど、数々の失敗と悲劇と絶望も起こると私は想像。

 機械工学だってサイボーグを夢見た時代があったから、生命工学も技術が精緻になって様々な素材が開発されれば、研究の頓挫を繰り返して更新され続けて来たガイドラインによって、初期(つまり二十一世紀初頭の現在)に夢見たより用途・用法が限られると想像しては? だから土であり肉体労働が必要というのが私の主張で。「肉を食べるのは残虐」は後藤百合子自身のものの見方であり、他人に強要するのは避けるべき。

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