ふと思いついたがガンダムシリーズでは宿の問題は避けてた。『銀河鉄道999』、特にテレビでは、
(停泊時間が惑星ごとの一日なので)さんざん描写されたと記憶。でも例えばファーストガンダムなら、
ホワイトベースが衣食住を保障してくれたし、アムロはガンダムに乗って脱走したから拠点にでき。で、
すると(ホテルでも安宿でも)民間の宿泊施設に泊まるにはモビルスーツを降りる必要がある。

 だからロボット(モビルスーツ)を操るのが一人前の大人と定義されるようなガンダム世界では、
掟破りとなるお話になると思う。しかし宇宙世紀でもモビルスーツの(ある筈の)免許が取れるのは、
(ハサウェイがプチモビルスーツを買った例はあるが)軍かゼネコンか、道楽ができる大金持ちと、
推測するのですね。だから隠密行動するにはモビルスーツを降りる戯作者の言い訳が立つ。

 そもそもの発想は「小惑星の宿」ですが、岩盤を掘って繰り抜いた上で施設を設営するにはやはり、
「企業」の存在が必要で。「安宿連合」という小惑星宿の連合した自治組織、もしくは老舗のホテルが、
業績の落ち込みを補填するために進出した業務か? 多分両方ともあり、宇宙世紀で連邦からも、
各サイドの政府からも独立した企業体や組織と考えられ。

 ひとは誰でも しあわせさがす
 旅人のようなもの
 希望の星に めぐりあうまで
 歩きつづけるだろう
 作詞:橋本淳
 作曲:平尾昌晃 
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