今日の朝日新聞の長官には以下の識者の発言が掲載。見出しとともに記載しますね。

 渡部昇一氏 上智大名誉教授 皇太子を摂政に 何の心配もない
 櫻井よしこ氏 ジャーナリスト 公務に優先順位つけ負担軽減を
 岩井克己氏 ジャーナリスト 「抜け道」ではなく典範改正が筋
 石原信雄氏 元内閣官房副長官 将来の典範改正 年齢規定が必要
 笠原英彦氏 慶応大教授 退位の制度化 法の体系損なう
 今谷明氏 帝京大特任教授 退位認めれば権威分裂

 私は天皇自ら「摂政は難しい」と発言されているので渡部昇一氏、櫻井よしこ氏、笠原英彦氏、
今谷明氏の主張は否定すべきと私は考え。特に渡部氏と櫻井氏の以下の発言は、先の天皇ご自身の、
発言への徹底した批判と私は理解しました。

渡部昇一氏 天皇陛下は最後まで国民の目の見えるところで象徴天皇としてのお仕事をしたいというありがたいお心だが、宮中で国と国民のためにお祈り下さればそれで十分なのだ。

櫻井よしこ氏 天皇に求められる最重要のことは、祭祀を大切にして下さるというみ心の一点に尽きる。その余のことを天皇であるための要件とする必要性も理由もない。

 さらに渡部氏に関しては書き出しから今上天皇批判になっていると思う。

 天皇陛下が国民の前でお働きになり、任務を果たされることは非常にありがたく思う。しかし、それは必要ないのだと、陛下に伝える人はいないのだろうか。

 簡単に言えば渡部氏は今上天皇の在り方自体を批判、否定していると理解でき。ならば今上天皇が、
平成になって確立しようとしている「象徴天皇」とはと問われれば、「敬意を持たれる存在」と、
私は答える。私はさらに陛下と宮内庁の職員が参考にした人間に「芸能人」という憶測を持ち。実は、
伊集院光とらじおと』に今日出演した脚本家の倉本聰さんが有益な情報を言ってくれて。

 倉本さんは北島三郎の人気の秘密を知りたくて、付き人をした時期があったらしく。理解したのは、
サブちゃんのファンを徹底した大事にする姿であり。当時の倉本さんでも大衆に上から目線を、
していたと気づいたと発言。つまり今上陛下は皇太子の頃から日本国憲法の「象徴天皇」の権威は、
人気の結果として得られると定義し、「息の長い芸能人」を宮内庁の職員とともに研究したと憶測し。

 だから被災地への訪問など国民と直接会える機会は宮中祭祀とともに重要とお考えになり、
「象徴天皇の務め」として(日本)国民に提示なさっていると私は推察。しかし特に渡部氏と櫻井氏は、
天皇と国民の関りを否定し、天皇と日本という国家の関係を江戸時代までに戻したがっていると、
私には思えるところ。理由も憶測できますが、またの機会に。
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