十一月十三日
オックスフォード （イギリス）
シュレーディンガー、学長と並んで立っている。
学長 「今回マグダレン・カレッジのフェローに迎えられた、本年度のノーベル賞受賞者の、エルヴィン・シュレーディンガー教授です！」
頭を下げるシュレーディンガー。拍手の音。
拍手している教授たち。
教授たちと相対しているシュレーディンガーと学長、笑顔で固く握手。
（仮置き）
コペンハーゲン
妻に封筒と一緒に、手紙を渡すボーア。
ボーア 「ディラックから手紙が来たよ」
手紙を開くボーア夫人。
ボーア夫人 「本当のご家族にはしない人なのに」
笑顔のボーア。
ボーア 「えらく感傷的な手紙だったよ」
笑顔で読んでいるボーア夫人。
（ディラックの声） 「わたしが思いついた最も深いアイデアはどれも、ほかの誰よりも、あなたとお話しするなかで、多大な影響を受けて培われたものだと感じています。（後略）」
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