直近の『朝まで生テレビ』が放送されて直に二週間なので旧聞ですが、有識者会議が設置され、
ようやく論議されそうなので改めて私の意見を表明。TBSラジオの「デイ・キャッチ」では来週、
青木理が出演する月曜日に小林よしのりを呼ぶようだし。まずは天皇制自体はドイツ帝国の崩壊を、
アインシュタインの伝記などで「カイザー(皇帝)の失脚→帝国の崩壊」を知り、存続に賛成で。
次に継承の問題ですが、私自身は長子主義にも男系男子にも反対したく。跡継ぎ問題は天皇家の、
(一義としては)天皇家の極めて私の問題と思うので、(代名詞としての)今上天皇の自由裁量に、
任せるべきと思うのです。ただし女性天皇を否定し、「天皇は男系男子」をよしとする思想も、
私は理解でき。単純に男と女で、天皇の日本神話に対する意味づけが変わると思うから。
私は古典を読もうとしたことはあっても読了した神話は『古事記』と『出雲国風土記』だけなので、
以下に述べる意見は極めて大雑把。ですが天照大神が日本国民の総氏神で皇室の祖神なら、
天皇(家)との関係は男子の場合は「結婚」という論理。つまり天照大神と天皇との契りにより、
日本(の国土と国民)が豊かになるという構図であり。
一方で女性天皇の場合は天照大神の意思の口添えになり、神の子のイエスが開祖のキリスト教、
ムハンマドを預言者に選んだイスラームと構図が同一。つまり男性天皇なら天照大神に対し、
崇め続けるだけでいいが、女性天皇の場合は思考や思想を考察する必要。だが「神の意思の忖度」は、
人間に置き換えても(戦争になるほどの)かなり危険な作業と私は想像を。
しかし系図から男子が生まれにくい家系とわかるので、私は女性天皇を皇室典範で可能とすべきと、
考えるのでした。ただし前例にあるようにさらに子供に継がせることは避け、親が天皇の血筋に、
皇位継承権を禅譲すべきという考え。
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