日本語の伝記があります。つまり各々の伝記から直接参考に出来た記事ですが、今回紹介の、
マックス・フォン・ラウエはAmazon.comで検索する限り、個人の伝記の邦訳出版の機会は、
失っているよう。でも今回の調べでも重要と思ったのは『アインシュタインの時代』を読んだ後で。
(分量で)対等に扱った伝記。面白く読めた記憶がありますが、煩雑なため内容の打ち込みは回避を。
知りたいのはアインシュタインとの関わりなので、他の伝記や書簡の情報で十分と思ったから。で、
限られた情報からですが、(第一次大戦の)戦後、共同研究したことがあったみたい。
しかしアインシュタインが一九三三年、レ・コク・スル・メールから「ラウエによろしく」と、ラウエは、
特に言づてを指名した相手であり。ヒトラーが首相になってナチスドイツが確立する途上で、
アインシュタインは他の同僚を自らの民主主義という価値により、人間として見限ったと推察。実際、
科学(者)の伝記だから記述は限られるが、二人で共和政のための活動をしていたらしく。
またアインシュタインの伝記に二人でベルリン大学の構内を散策したという記述があるが、
「ラウエによろしく」という伝言から考え、科学とともに政治も話し合ったと考えられ。なお、
「フォン」と付くのは、父親が爵位を授かったから、息子にも付いたと伝記に記述がありました。
[3427]『アインシュタイン・ジャーナル』、人物名鑑
[3164Laue.txt]