今回のフランスでのイスラム過激派によるテロ、私も二〇〇一年の旅客機テロに続く、
世界史の転換点になると考えます。「国際社会」が克服するにしろ崩壊するにしろ。現在は、
「連合国体制」という第二次世界大戦の戦勝国による仕組みですが、問題となっているのは、
第一次大戦後に確定した国境。だけから論理で考えると解決は「無理」と私は考える。
でも日本を含む先進国の指導者が放置、つまり批判を怠ると「宗教戦争」という過激派の口実が、
既定の事実に全世界の人民に認識され。すると物語としては豊穣な「大河ドラマ」が生まれるが、
体験するには過酷な状況であり。信仰の問題が主題になるので、照射と敗者が決まるまで物語は、
続くはずだから。なので「大河ドラマ」を回避するには全員が敗者か勝者にすればよく。
前者の極端な結末は文明の再出発であり、前提となる事態は(全面)核戦争で。冷戦時代に、
語られ(過ぎ)た話ですが、「国家対過激派」という対立構造ができた現在では却って、
「あり得る事態」になったと私は考え。私も拒否したい事態なので、結局は理解と信頼という、
人との付き合いで当たり前の態度が必要に。
ただし相手が敵対するために利用するのは宗教なので、国際秩序を守りたい「私たち」は、
問題の「すり替え」が必要ということ。「宗教戦争」として発展した暁を想像してもらうのも、
有効と考えるのですね。既得権の擁護だという批判、第一次大戦後に発生した問題という意見には、
欧州の指導者は今からでも謝罪すべき。理想は先手を打つ、国境線の放棄と考えるのでした。
つまり決定権をイスラム社会にゆだね、イスラム以外の国家と有効に付き合える体制を、
考えてもらうべきと私は結論。自分たちで決めれば過激派を抑えることと、イスラム者に対し、
説得させることが両立すると考えるため。成功すればイスラム教も世俗宗教になり、かつ、
人類の発展に寄与すると私は想定。「大衆」が生まれる前にイスラム世界は「人類」を認識を。
だから「宇宙はイスラムから」という空想さえ可能というもの。
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