実は日坂水柯の『数学ガール』マンガ版を読み終えているのですが、経緯付きの書評の前に、
ちょっとした数学の問題を思いつきました。私自身は小説版ですでに、
という値が続く数列が、二次方程式に関係することは推測を。というのも、
と
が
という二次方程式の解の公式を、露骨に想像さ せたから。

解の公式で検算すると、
ミルカさんは
とおき、
を計算する。

さらに
を出す。

つまりさらに掛ける
は、
に戻ることに。
だから
(ただしn=1,2、3…)は、
のときに三つの値だけをとることが明かされた形。私も最初に読んだときは意味不明だったけど、ミルカさんは以上の値を方程式の解という解釈を避け、複素平面に図示。マンガを参照し、理解して納得。