安いと知って入手した『現代物理学をひらく プランクとアインシュタインの生涯』は、
封したままの薄さから失敗したと思ったけど、中身を散見すると文字が小さいので分量は多いと、
気づきました。しかしアインシュタイン以外の伝記を読むのは早すぎると思って、今日は改めて、
アインシュタイン 愛の手紙』を注文した次第。

 以前図書館から借りて、アインシュタインを知るには必須の書と理解し。次に必要なのは、
江沢洋の『だれが原子をみたか』。題名の通り原子の確認の歴史を教えてくれるので、
アインシュタインの役割を定義するのに適切な本と思って。他にマクスウェルからの歴史を知るため、
太田浩一の『マクスウェルの渦・アインシュタインの時計―現代物理学の源流』が要ると考え。

 しかし高いので、レビューから良書らしい『マクスウェル理論の基礎―相対論と電磁気学』を、
図書館から借りて読む予定であり。確認して「源流」を読んだ次は個々の伝記を読む前に、
原子理論の社会史 ゾンマーフェルトとその学派を巡って』を入手の見込み。というのも、
アインシュタインの伝記や科学だけの話では、当時の社会状況の情報が不足だから。

 なので林健太郎の『ワイマル共和国―ヒトラーを出現させたもの』と、
大澤武男の『ユダヤ人 最後の楽園――ワイマール共和国の光と影』を購入宣言。でも後者の著者は、
専門外の人らしいので、信頼できる情報とデータの参照が必要。 裏づけを取って物語りたいなら、
ナチス一党支配体制成立史序説―フーゲンベルクの入閣とその失脚をめぐって』が要ると考えられ。