いよいよ放送が始まった『宇宙戦艦ヤマト2199』、劇場上映が先行することは上映前から、
知っていました。でも新宿まで行く必要があり、マニアや通ぶることを避けるためにテレビ放送まで、
待ったのですね。後悔したのは、やはり映画館で観れば良かったということ。本作の本来の体験は、
ハレの日に映像と音響を教授することと把握したので。
私の見方ではヤマトファンは、「さらば」の後も続いて見限ったり鬱屈を持った人たちも含めて、
劇場で「目撃」すべき。つまり「体験する映画」という価値。作り直しなので旧作との比較があり、
「お話に驚く」ことが予め排除されている。だから作り手は設定を精緻にしたり人物を今風にして、
「自分たちの物語」にすることが求められ。
なので伏線張りまくりの展開も経緯の語り手が違うのも、「違い」として楽しめた点。ただ私は、
はね毛は愛嬌と理解しても、古代進を筆頭にした若者の絵柄の優男ぶりには気になった次第。また、
描線の細かさも「地球を救う」という命題から考え、疑問を持つ。さらに宇宙戦艦の動きの速さも、
重厚さが除かれたという意味で、私にとっては減点対象。
でも俯瞰の視点の一方で絶体絶命の地球側の物語だった旧作と違い、「2199」は徹頭徹尾、
地球側からの物語で、古代進の視点で進むはず。つまり楽しみ方を提示する第一話として成功であり、
後は「物語」が現在に通用するか? あるいは問題提起になるか現実逃避止まりかという、
問題の建て方もありえ。正直な感想は、「次回が楽しみ」。
知っていました。でも新宿まで行く必要があり、マニアや通ぶることを避けるためにテレビ放送まで、
待ったのですね。後悔したのは、やはり映画館で観れば良かったということ。本作の本来の体験は、
ハレの日に映像と音響を教授することと把握したので。
私の見方ではヤマトファンは、「さらば」の後も続いて見限ったり鬱屈を持った人たちも含めて、
劇場で「目撃」すべき。つまり「体験する映画」という価値。作り直しなので旧作との比較があり、
「お話に驚く」ことが予め排除されている。だから作り手は設定を精緻にしたり人物を今風にして、
「自分たちの物語」にすることが求められ。
なので伏線張りまくりの展開も経緯の語り手が違うのも、「違い」として楽しめた点。ただ私は、
はね毛は愛嬌と理解しても、古代進を筆頭にした若者の絵柄の優男ぶりには気になった次第。また、
描線の細かさも「地球を救う」という命題から考え、疑問を持つ。さらに宇宙戦艦の動きの速さも、
重厚さが除かれたという意味で、私にとっては減点対象。
でも俯瞰の視点の一方で絶体絶命の地球側の物語だった旧作と違い、「2199」は徹頭徹尾、
地球側からの物語で、古代進の視点で進むはず。つまり楽しみ方を提示する第一話として成功であり、
後は「物語」が現在に通用するか? あるいは問題提起になるか現実逃避止まりかという、
問題の建て方もありえ。正直な感想は、「次回が楽しみ」。
参考:宇宙戦艦ヤマト2199
[2680yamato2199.txt]