昨日の「火曜Dig」は作業があったのでラジオで本日のお題まで聴きました。しかし識者二人は、
政党の責任を指摘するが、より良い制度には進まなく。「完璧な制度はない」という思想を言い訳に、
思考停止を誘導していると勘ぐりたくなる。組織より個人の優位を説いて、政党中心の現在の制度の、
弁護が最たるものと思うのですね。しかし会社も個人同士が目標を共有した組織。
先週のギリシャの映画監督の事故死が、新作の撮影中のことと知ったから。撮り始めだったらしく、
撮影自体、続行しないでしょう。しかし語る価値ある映画は個人の趣味嗜好が反映したものと、
私は理解を。『機動戦士ガンダム』も大衆を意識したに違いないけど、富野個人の経験の反映と、
再三指摘済み。つまり組織は重要人物の死という危うさを、考えないで成り立つ脆いものであり。
私は政党も同じと考えるので、現状を政党の責任に帰するだけでは組織論に問題が移らないので、
Digし切れ(掘り足り)ないと考え。簡単に云えば政党政治の問題は既存の政党が強すぎ、
新しい政党を組織するのが難しいからで。最近では「たちあがれ」や、民主党離党組があるが、
すでに議員だし。功なり名を挙げた人間が国のために働くには、障壁が高すぎると考えられ。
考えてみれば供託金の問題を神保さんが指摘したかったのも不可解。既存政党に甘い制度だから、
有能な人材を抜擢する気が政党になく、政治が停滞すると私は仮説。だから個人で目立つ橋下徹が、
人気者になるという構図。ということは「橋下に政党は擦り寄るな」という苦言は空論で、
「国会議員は党員でなければならない」という制度を改める方が、生き生きとした政治への近道と。
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