今朝、ひげを剃りながらラジオから流れてくる「開発」とか「伐採」という言葉を聞いて、
私有財産制は土地に関しては否定してもいいと思い至りました。地球は人類が生まれる前から、
DNAを遺伝子とした生物の揺りかご。ヒトが誕生しても、農耕で土地自体に価値が生まれるまでは、
土地の所有という概念はなかったと想像する。もちろん他の動物でも縄張りはあって。
しかし陸の動物では自由に動きまわる区域という意味で、虎やライオンが加工するわけでなし。で、
土地自体を加工する生物にはアリやシロアリという社会性昆虫に、ダムを作るビーバーが存在を。が、
アリやシロアリは一億年も前からいるし、ダムの方は却って生物の済む範囲を広くするみたい。また、
土地を荒らされても逃げるだけと推察。
一方でヒトはムラを作りクニを作り、クニの外とモノの取替えっこを始め。つまり取り替えの元の、
土地自体が価値あるものと認識され。さらに加工が手間隙かかる作業であれば、所有という概念も、
生まれるはず。ということでヒトはま労して作った土地だと認識できたので、縄張りと主張するのも、
当然という論理を生み出したのでしょう。
しかし平地でも川をつぶせば危険地帯が不明になるし、山を削れば水害が多くなり。ならば、
土地を作り変えることは周りにも影響が出るので、極論すれば島民全員の同意が必要に。しかし、
資本主義体制は土地にも私有財産が適用され、排水や騒音以外で文句を言う仕組みなく。もちろん、
管理された工場なら問題はないが、新しい開拓地、例えば原生林だったら?
単純な話で、アマゾン熱帯雨林の70%を所有するブラジルは、すべてを開発する権利があるか?
また国境が地続きなら河の上流と下流の争いも。私有財産の延長で領土不可侵を適用すると、
気候を変調させたり、他国の土地の荒廃を推測でき。毒を流す想定のない土地の私有財産制なので、
汚臭を放つ産廃を資産と申請する業者を法で裁けないのですね。
あるいは山を含む日本の土地は、国や自治体を含めると全て所有者がいるというけど、
外国人にも買えると報道された覚え。つまり国境を越える問題でなくても、土地の問題は即、
国土保全の問題になるので、私自身は資本主義体制から除外すべきかと。
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