以下が今日の記事を書くために改めて読んだ記事。
サプライ・チェーン、つまり製品/商品の供給体制の問題ということで、供給先を多様にし、
急場を凌ぐべきという主張もありました。またしても想像と推察で書くのですが、
私自身は得策とは思えなく。確かカナダだったと思うけど、日本からの部品が今回の被災地産で、
生産が出来なくなったという記事を読んだ覚えがある。
つまりあまりにも多数の企業が関わると、本社で生産体制を管理・制御できない。さらに、
本社の要求が厳しいと子会社が自分で条件のいい下請けを選ばねばならず。以下、同じ論理で、
一番末端にしわ寄せが来る構図に。やっぱり報道で知ったことだけど、孫受けより先は、
本社で把握できなかったよう。なら供給先を増やしても、一番末端が同じ会社なら解決にならないと。
私が考える理想論は、一貫生産。できるだけ部品の生産から同じ地域で行っては? 愛知県は、
トヨタに支えられている自治体だけど、やっぱり被災地の宮城県産の部品が存在を。さらに、
トヨタが発明/発展させたカンバン方式自体が、十分な生産体制が前提であり。ならば、
本社の目の届く範囲という視点から、末端の部品まですべて同じ地域で生産すべき。
もちろん災害が起これば生産体制自体が破壊されるけど、工場長が生き残っていれば、
被害状況の把握は迅速だろうし、親会社とともに自治体の援助も期待できるというもの。もちろん、
一つの地域での多大な生産は経営上も危険なので、生産拠点は今よりも多くなるでしょうね。しかし、
もし部品点数の少ない電気自動車が勃興すれば、トヨタでさえ危うくなるかも。
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