前回まで書籍レコードのレコード設計は、
「題名コード 著者コード 出版社コード 文庫/コミックスコード 巻目 分類 発行日 最新発行日 版数 値段」

というデータを想定。

 ここで今一度各々の項目の意味を整理。

題名コード:買った本やマンガの題名が記録されている「題名レコード」への参照コード
著者コード:著者名が記録されている「人名レコード」への参照コード
出版社コード:出版社名が記録されている「会社名レコード」への参照コード
文庫/コミックスコード:文庫名やコミックス名が記録されている「ライブラリレコード」への参照コード
巻目:1冊ものなら「1」、複数の巻に跨る作品ならその巻の番号
分類:文庫/コミックス内で、出版社が付加している分類コード
発行日:初版の発行日
最新発行日:本を買った時点の発行日
版数:本を買った辞典の版数
値段:本の価格

 さて、ここで明らかにしたレコードの関係を図にすると、
       書籍レコード
          │││
  ┌―――――┘│└――――――┐
  ↓        ↓         ↓
題名レコード 人名レコード 会社名レコード

という関連になるわけ。ここで「Aレコード→Bレコード」は、「Aレコードの情報を参照することで、
関連するBレコードを知り出せます」というほどの意味。

 しかし買った本の一冊ごとについて、そんなコードを付加するのが適当なのか。なぜなら書籍レコード、
コード以外の情報が頻繁に必要になるとは思えないので。それには実際の検索動作を追跡するのが一番。