ボランティア仲間の死

　昨日、時間が出来たからと駅前の図書館に入ったのは、変な習性を避けるためだったか。つまり、
義理立てしてこのビルはボランティア活動でしか利用しないと規定してしまったら、
読みたいＳＦに出会うこともなかったから。その仲間の訃報をＥメールで知ったので。１１日に、
先立たれたらしく。

　父親の他界も、肉親の情とともにソフトウェアの知見を受け継げなかった悔しさを。今回も、
このボランティア活動に引き入れてくれた人のため。そしてより残念に思うのは、
数々の活動の中で一緒になれたのは、中学校への出張講座、ただ一件だということ。

　当時はこの活動の立ち位置を模索していた時で、進んで身を置いた面はあるけれども。考えてみれば、
飄々（ひょうひょう）とした態度と小気味良い言動に、救われた面が多かったのでしょう。一件とはいえ、
４ヶ月で１０回以上の授業であり。この案件をもって会員としての役割が自覚でき。

　冥福を祈るとはとても言えず、ただ草葉の陰で見守ってとだけ。