ボランティア活動の拠点は、そのビルの最上階である11階。下の階に市の図書館が入居、
認識だけはしていたけれど。遠い方の図書館と大同小異と決め付けて、入館を思いつきもせず。しかし、
PCの周辺機器の購入がすぐ済んだので、駄目もとと思ってそのビルへ。

 2階は子どもの本と雑誌らしく、一瞥しただけで3階に。入館する前から驚くのは透明のガラス越しに、
ハヤカワ文庫SFの目印である水色の背表紙が見えたことで。SFに明るい図書館だったのであり。例は、
アシモフなら『夜来たる』、ハイラインなら『メトセラの子ら』。

 ほかにも『地球は空地でいっぱい』や『悪徳なんかこわくない(全2巻)』、『白鹿亭綺譚』など、
絶版や品切れのSFが目白押し。古本屋の当てのある文庫もあったので、嬉しい悩みも。もっとも、
購買意欲は置き場所がないことから沈静化しているから、借りるだけの本もあってもいいか。